お蕎麦がいかだで流れてくる!


おはようございます!
JAL×はんつ遠藤コラボ企画【東京編】2日めです。
今日はお蕎麦からスタートします!

東京スカイツリーのある押上駅から徒歩10分弱の、向島。
この界隈は明治時代から花街として栄え、今でも20数軒の料亭が存在しています。
その地に、昭和20年代から続く蕎麦店があります。
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それが「美舟音」。初代が長野出身ゆえ、信州そばを提供する蕎麦店で、もともとは出前もなさる町のお蕎麦やさんだったのが、40年前に今のスタイルへと変わりました。

と、聞くと、手打ちにしたのかな?とか、皆さんはお思いでしょう。
もちろん、手打ちです。でも、それだけじゃないんです。

外観の看板に「いかだ流しそば」……

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ん?と思って、扉を引けば、
突然目の前に広がる、生簀(いけす)のような造り。

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生簀というか、流れるプールというか。円になったカウンターの前を水がゆっくりくるくると回っています!
そうなんです。これが「いかだ流しそば」。オーダーすると、いかだに乗ったお蕎麦が向こうから、どんぶらこ、っと流れてくる方式。
実はこれ、2代目の河合祐吾さんが40年前に考案。河合さんは蕎麦店を継ぐために、合格していた芸大への道を諦めたほど絵画に秀でた方で新日本美術院常任理事。内閣総理大臣賞を受賞するほど日本画でも有名な方でした。残念ながら、数か月前の昨年12月に86歳で亡くなられましたが、彼の考案した「いかだ流し」装置は、もちろん今も健在。

「40年前にこれを作る際に、1年間お店を閉めて、研究してたんですよ」と、奥様の英子さん。
「長野の実家に、同じ大きさのものを作って、しばらく試していました」
壮大な話ですねー!
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お分かりでしょうか?これ、単に水が回っているだけじゃないんです。底には斜めに石板が配置され、綺麗にいかだが回るように計算されていたり。前面の黒い岩のようなものは、富士山の溶岩だそう。ご実家の庭から持ってきたとか!

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さて、自分の席の前の明かりが灯ると、オーダーした「大名そば」が流れてきます。
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徐々に近づくとドキドキします。
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そして到着。自分でいかだから料理を持ち上げると、いかだはまた流れていきました。

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こちらが大名そば。海の幸、山の幸がふんだん、というのがコンセプト。
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蕎麦は信州戸隠産の蕎麦粉を使用した手打ち。蕎麦自体の風味が良いです。
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辛汁は、節と醤油感の効いた、王道的味わい。
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大きな海老天
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いくら
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サザエ
結構、ボリュームもあり、蕎麦としてはお値打ち感あり。

ちなみに個室的な部屋も。2Fには大広間もあり、宴会も可能です。
そして入口付近には、手打ち場が。
奥さんを娘さん夫婦が手伝い、お孫さんも修業に出ているとか。
「美舟音」は、これからも安泰でしょう!

いかだ流しそば 美舟音 (みふね)
東京都墨田区向島5−33−12
03−3623−3514
11:30〜15:00 17:00〜21:00(20:30L.O)
日曜祝日11:30〜20:00(19:30L.O)
定休日:月曜日、第3火曜日 (祝日の場合は営業、翌日休み)
大名そば 1600円

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