コンビニでできたてが買えるやきとり弁当は豚だった!
いよいよ函館グルメの旅も大詰め。
海鮮丼、ラーメン、蕎麦、スペイン料理、フランス料理など、今回も千差万別な魅惑の料理に遭遇しました。その中で、真打に選びし料理は……
やきとり!!
実は、私は3月に東京・大手町にOPENした、ご当地やきとりテイスティングパークの名誉館長もしているほどの、やきとり好き。全国で様々なやきとりを頂いたことがあります。
そんな私でも、こちらのやきとりに出会った時は、かなりの衝撃でした。
それが、「ハセガワストア」
函館の人々の間では「ハセスト」として誰もが知っているコンビニエンスストアです!
今回は、西桔梗店にご訪問。
市内・近郊に合計14店舗あるので、便利です。
店内に入れば、一般的なコンビニの様相を呈しています。
がっ、他のコンビニではお目にかかれない、やきとり弁当のカウンター!
もちろん一本単位でも購入できますが……
お目当ては「やきとり弁当」です。
バリエーションがいくつかありますが、今回はオーソドックスな「やきとり弁当(小)」をいただくことに。
味付けはタレ、塩、塩だれ、うま辛の4種類あります。
せっかくなので、タレと塩を。さっそくオーダー♪
私が衝撃を受けたのは、ここからです。
まず、コンビニにも関わらず、店内で、やきとりを焼き始めるのです。
途中で、調味料。
さらに、衝撃なのが、これ。何やら黒っぽい液体を霧吹きで吹きかけています。
「あ、これ?はこだてわいんの赤だよ」
ええええ!!!
よく、やきとり店で白ワインを吹きかけているところがありますが、赤ワインは珍しいですね。
と、思った瞬間、やきとりが鶏じゃないことに気付いたのです。
「函館では、やきとりは鶏じゃなくて、豚なんだよね」
今でこそ、全国各地のやきとりを頂いてきたので、やきとり=鶏だけじゃないことを私は知っていますが、最初に遭遇したのは20年位前。完璧に驚きましたねぇ。
店舗ではガスで焼いています。だいたい3分半〜4分で焼きあがるそう。けっこう、煙が!!
そして完成!!
西桔梗店は広くてイートインスペースもあるので、さっそくいただくことに。
ちなみに私は、いつもは函館市内から空港へ向かう時に、通り道にある湯の川店に寄って購入して、搭乗する前にパクパクと楽しんでおります(笑)
蓋を開ければ、タレに美しくコーテイングされた、やきとん、じゃなかった、やきとりが!
わりとまったりとしたタレの風味と香ばしい豚精肉が、まさに絶妙のタッグ。
タレがごはんと海苔と合わさって、これまたGOOD!
なぜ函館は鶏じゃなくて豚なのかというと、函館のある道南は養豚場が多く、鶏よりも豚のほうが安価だったからという説が有力です。「ハセガワストア」のWebサイトにも、そう書いてありました。さらにサイトによると「含まれているビタミンB1が体の疲れをとるのに有効」「疲れを吹き飛ばすのに最適なお弁当といえるかも」だそう。
さて、塩のほうもいただきましょう。区別のために「シオ」って書いてある♪
開ければ、豚精肉の旨みがダイレクトに伝わってきますね。ひとつ味わえば、香ばしき豚肉の旨みと程よい弾力。これ、隠し味にガーリックパウダーもかかっているとか。
それと、他にも秘密が。この容器に「みぞ」がついていますよね?
これはですね、こう、串を出して……
そして蓋をして、上から押さえつけて、串をクルクルと回転させれば、ほら、この通り!
豚精肉や長ねぎが抜けていくんですねぇ。ちょっとした気遣いが嬉しいですね!
しかも、この海苔、全部くっついていながら、切れ目が入っている。この辺にもこだわりが感じられますね〜♪
豚精肉は自社の「やきとりセンター」で、毎日手作業で作られているそう。
それが各店舗へと配送され、そして、オーダーが入る毎に焼かれていくというシステム。
それにしても、なぜ、コンビニで「やきとり弁当」なのでしょう?
「ハセガワストア」は1958年の創業。74年には函館で一番早く24時間営業のコンビニとなりました。そして、78年のある夜、長谷川文夫会長自らレジを打っていたとき、酔ったお客さんが「弁当は無いの」と言われ、店内でおにぎりを作るための「ごはん」「のり」と、当時、焼き始めていた「やきとり」を、とっさに組み合わせたのが最初だとか。以来、改良を重ね、商品化されたそうです。
なので、このシンプルさ。これがまた、いいですね!というより、そのお客さんが来る前からコンビニなのに、やきとりを焼き始めていたというのが、凄い(汗)
でも「ハセガワストア」は、やきとり弁当だけでは、ありません。
他の弁当もそうですし、なんと、パンも自家製。しかも店内奥で作られています!
北海道産のバターをたっぷり使用し 懐かしい味にしあげたさっくりメロンパンの「北海道バターメロンパン」(118円)など、魅惑のパンがめじろおし!
おいしかった!!
ごちそうさまでした!!
ハセガワストア 西桔梗店 (市内・近郊に14店舗あり)
北海道函館市西桔梗店850−35
0138−49−0024
24時間営業
無休
やきとり弁当(小) 420円
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http://hants.livedoor.biz/archives/51945089.html
いよいよ函館グルメの旅も大詰め。
海鮮丼、ラーメン、蕎麦、スペイン料理、フランス料理など、今回も千差万別な魅惑の料理に遭遇しました。その中で、真打に選びし料理は……
やきとり!!
実は、私は3月に東京・大手町にOPENした、ご当地やきとりテイスティングパークの名誉館長もしているほどの、やきとり好き。全国で様々なやきとりを頂いたことがあります。
そんな私でも、こちらのやきとりに出会った時は、かなりの衝撃でした。
それが、「ハセガワストア」
函館の人々の間では「ハセスト」として誰もが知っているコンビニエンスストアです!
今回は、西桔梗店にご訪問。
市内・近郊に合計14店舗あるので、便利です。
店内に入れば、一般的なコンビニの様相を呈しています。
がっ、他のコンビニではお目にかかれない、やきとり弁当のカウンター!
もちろん一本単位でも購入できますが……
お目当ては「やきとり弁当」です。
バリエーションがいくつかありますが、今回はオーソドックスな「やきとり弁当(小)」をいただくことに。
味付けはタレ、塩、塩だれ、うま辛の4種類あります。
せっかくなので、タレと塩を。さっそくオーダー♪
私が衝撃を受けたのは、ここからです。
まず、コンビニにも関わらず、店内で、やきとりを焼き始めるのです。
途中で、調味料。
さらに、衝撃なのが、これ。何やら黒っぽい液体を霧吹きで吹きかけています。
「あ、これ?はこだてわいんの赤だよ」
ええええ!!!
よく、やきとり店で白ワインを吹きかけているところがありますが、赤ワインは珍しいですね。
と、思った瞬間、やきとりが鶏じゃないことに気付いたのです。
「函館では、やきとりは鶏じゃなくて、豚なんだよね」
今でこそ、全国各地のやきとりを頂いてきたので、やきとり=鶏だけじゃないことを私は知っていますが、最初に遭遇したのは20年位前。完璧に驚きましたねぇ。
店舗ではガスで焼いています。だいたい3分半〜4分で焼きあがるそう。けっこう、煙が!!
そして完成!!
西桔梗店は広くてイートインスペースもあるので、さっそくいただくことに。
ちなみに私は、いつもは函館市内から空港へ向かう時に、通り道にある湯の川店に寄って購入して、搭乗する前にパクパクと楽しんでおります(笑)
蓋を開ければ、タレに美しくコーテイングされた、やきとん、じゃなかった、やきとりが!
わりとまったりとしたタレの風味と香ばしい豚精肉が、まさに絶妙のタッグ。
タレがごはんと海苔と合わさって、これまたGOOD!
なぜ函館は鶏じゃなくて豚なのかというと、函館のある道南は養豚場が多く、鶏よりも豚のほうが安価だったからという説が有力です。「ハセガワストア」のWebサイトにも、そう書いてありました。さらにサイトによると「含まれているビタミンB1が体の疲れをとるのに有効」「疲れを吹き飛ばすのに最適なお弁当といえるかも」だそう。
さて、塩のほうもいただきましょう。区別のために「シオ」って書いてある♪
開ければ、豚精肉の旨みがダイレクトに伝わってきますね。ひとつ味わえば、香ばしき豚肉の旨みと程よい弾力。これ、隠し味にガーリックパウダーもかかっているとか。
それと、他にも秘密が。この容器に「みぞ」がついていますよね?
これはですね、こう、串を出して……
そして蓋をして、上から押さえつけて、串をクルクルと回転させれば、ほら、この通り!
豚精肉や長ねぎが抜けていくんですねぇ。ちょっとした気遣いが嬉しいですね!
しかも、この海苔、全部くっついていながら、切れ目が入っている。この辺にもこだわりが感じられますね〜♪
豚精肉は自社の「やきとりセンター」で、毎日手作業で作られているそう。
それが各店舗へと配送され、そして、オーダーが入る毎に焼かれていくというシステム。
それにしても、なぜ、コンビニで「やきとり弁当」なのでしょう?
「ハセガワストア」は1958年の創業。74年には函館で一番早く24時間営業のコンビニとなりました。そして、78年のある夜、長谷川文夫会長自らレジを打っていたとき、酔ったお客さんが「弁当は無いの」と言われ、店内でおにぎりを作るための「ごはん」「のり」と、当時、焼き始めていた「やきとり」を、とっさに組み合わせたのが最初だとか。以来、改良を重ね、商品化されたそうです。
なので、このシンプルさ。これがまた、いいですね!というより、そのお客さんが来る前からコンビニなのに、やきとりを焼き始めていたというのが、凄い(汗)
でも「ハセガワストア」は、やきとり弁当だけでは、ありません。
他の弁当もそうですし、なんと、パンも自家製。しかも店内奥で作られています!
北海道産のバターをたっぷり使用し 懐かしい味にしあげたさっくりメロンパンの「北海道バターメロンパン」(118円)など、魅惑のパンがめじろおし!
おいしかった!!
ごちそうさまでした!!
ハセガワストア 西桔梗店 (市内・近郊に14店舗あり)
北海道函館市西桔梗店850−35
0138−49−0024
24時間営業
無休
やきとり弁当(小) 420円
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