思い出しただけで食べたくなる、上質なレバニラ


秋田駅から西へ約4km。車で約10分の住宅地。
大通り沿いならともかく、路地を左へと曲がって進んでいくうちに、初めての方なら「本当にこの場所に?」とちょっと不安になるかもしれません。
ですが、実際に店の周りの駐車場には数十台。しかも、停められなくて駐車場待ちの列をなす、クルマたち。
それが「盛」(さかり)

a-akita0801


a-akita0802
店内に入れば、カウンターとテーブル席、お座敷で構成され、多くのお客様で毎日賑わっています。カウンター越しに見えるご主人は、寡黙に常に料理を作り続け、そしてそれをスタッフの女性陣が運んでいくという、活気あふれる空間が広がっています。

実は「盛」は基本的に取材NG。今回はJALということで珍しくOKして下さいました。なので、営業終了間際に訪問です。

ご主人の堀岡 盛さんは、秋田の出身。東京の雅叙園や山王飯店といった有名処で上海料理の修業を積んだそう。
「東京には18年いたよ。ちょうど万博ブームの頃だね」と堀岡さん。
その後、自分でお店をやりたくて、お金を貯めるために、なんとリビアのカダフィ大佐のところで1年ほど料理長もなさったそう。
そして地元に戻って店を構えて、約30年。

今はランチのみの営業です。
「レバニラ定食」「陳麻婆豆腐定食」そして「特別定食」
基本的には、この3パターン。

a-akita0803
「レバニラ定食」1000円を頂きました。
もう、登場した瞬間に、凄さが分かります。
豚レバーが、格段に違う。あとは火力ですね。繁盛している中国料理店ゆえの、勢いのある炒めのスピードが新鮮な食材を最高の状態で提供。

a-akita0804
「特に金曜と土曜は、いいよ。姫豚のレバーが使えるから」と堀岡さん。
いやぁ、凄いです。分厚さと大きさ、そして鮮度。臭みが全く無く、上質な旨みと甘み、柔らかさ、コクを携えたレバー。しかも量がたっぷり。

a-akita0809
これは大変な事になりました。
このレバニラ炒めを知ってしまったら、他で代用が効かないかも。
また食べたければ、秋田まで来るしか無い……。

「レバーだけでも毎日10kg使うね」
その日に来たレバーを仕込みをして、翌日に使うシステム。

ニラも活き活きしていますね!
「これは、今は栃木産だね。ランチだけなのに、毎日70束も使うよ」
さすが、規模が違います。
なんせ伺えば平日でも100人、土日だと140人位のお客様が来るそう。
今でも大変だし、これ以上増えても、お客さんにも迷惑がかかるので、取材は基本的にNGなんだそう。確かに、そうですねぇ(汗)

a-akita0805
ご飯もたっぷりなのに、おかわりする人もいるそう

a-akita0806
スープ

a-akita0808
ザーサイ

a-akita0807
烏龍茶。これは茶葉で自ら淹れるため、深みがあります

堀岡さんは朝5時から市場に仕入れに行くそう。仲買の資格も有していらっしゃるため、箱買いが出来るとか。なので新鮮なものを仕入れられるのですね。
しかも自ら畑もなさっていて、季節によって、つるむらさき、にがうりなど、様々な野菜が収穫され、料理に使えるとか。
「もちろん仕込みもあるし、忙しいんだよ。なので、今は昼しか営業できないね」と堀岡さん。奥様を亡くされてから、全部ひとりで仕込みなどをしなくてはならず、とても大変。
以前は夜も営業なさっていたそう。当時のメニューを拝見すれば、住宅地とは思えない高級中国料理などのメニューがずらり。

いえいえ、お昼時だけで十分です。これからもずっと続きますよう。

おいしかった!!!
ごちそうさまでした!!!


中国料理 盛(さかり)
秋田県秋田市八橋本町5−6−1
018−824−1313
11:00〜14:00
定休日:水曜、日曜、祝日
レバニラ定食 1000円

JAL×はんつ遠藤コラボ企画[秋田編]目次へ戻る
http://hants.livedoor.biz/archives/51951079.html