小松名物「塩焼きそば」を、九谷焼で


おはようございます。小松市グルメ旅も3日め、いよいよ最終日。
今日は中華料理からスタートです!

小松市の有名ご当地グルメのひとつに「塩焼きそば」があります。今では市内各地で味わえますが、その元祖は『清ちゃん』。ご主人の高輪清さんが美味なる料理を求めて日本各地はおろか、中国まで行き、出会ったのが「チャーメン」。それを進化させて誕生したのが始まり。その味を求めて、市内をうろうろ。

今回伺ったのは『尚軒』。
餃子で有名な『勝ちゃん』で修業を積んで独立。今は息子さんである高橋しげきさんも、共に切り盛りなさっています。しげきさんは金沢でアパレル関係の仕事をなさっていたこともあるそう。そんなセンスも、店内随所に感じられます。
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「一番人気の料理は?」との問いから登場したのが「担々麺」。
ベースは鶏スープとの事ですが、そこに自家製の芝麻醤、自家製ラー油などを合わせています。一見、優しそうで、幅広い年齢層にウケそうな顔をしていますが、実際に一口頂くと、芝麻醤特有のまろやかなゴマテイストの後に、間髪入れずに自家製ラー油のダイレクトな辛さが来て、ちょっとびっくり。
麺も太ちぢれ麺を合わせているので、インパクトも。確かに一番人気になるのが、頷けます。a-komatsu0705
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次に「塩焼きそば」。
やはり太麺だが、「担々麺」と違ってストレートタイプ。小松の「塩焼きそば」は、中石食品のものを用いるのが通常だそうで、モチモチとした食感もいいです。
全体的に上品な味付けとでもいいましょうか、塩、油ともにあっさり系。「塩」といっても、ほんのりオイスターソースの風味もします。卓上のソースや酢醤油などで味の変化も楽しめます。a-komatsu0707
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そして「餃子」。初代が餃子で有名な『勝ちゃん』の出身ゆえに、やはり「餃子」のレベルも高し。豚肉メインで仕込まれた一品は、キャベツを塩揉みして水分を飛ばすなど、キチンとした手間が。これが美味しさに結びつくのですね〜。ニラやねぎもぴったり。ラードも2種類ブレンド使用。そして、なんといっても、手作りの皮が特に美味!a-komatsu0709
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それにしても、妙に料理が映えるなぁと思えば、器も粋ですねぇ。そういえば、小松市は九谷焼で有名な地。伺えば、小松市では今、九谷焼の皿で料理を提供しようというプロジェクトが進行中だそう。確かに器の値は張りますが、格段に料理が美味しく見える九谷焼。素晴らしいプロジェクトですね。まだ立ち上がったばかりのようで、試作的な側面もありますが、今後、進行していく事でしょう。a-komatsu0704



おいしかった!! ごちそうさまでした!!

尚軒(なおけん)
石川県小松市糸町2−2 幸日館1F
0761−21−9852
11:30〜14:30 17:00〜24:00(月曜〜22:00)
定休日:火曜日
担々麺 680円
塩焼きそば 580円
焼き餃子(7個)420円

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http://hants.livedoor.biz/archives/51969057.html