老舗存続の理由は進化にあった


旅をし、各地の名所旧跡を訪ねる。そして、帰途にはお土産を買って。その定番のスタイルに於いて、老舗の和菓子店は重要な位置づけです。時代を超えて存在し続ける味は、何代にも渡り、ファンを獲得していく、そんな気迫すら漂います。
ですが、ずっと支持される所以、努力、その言葉を真に感じる事が、今回、できました。それが『山上福寿堂』。
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創業は寛永15年(西暦1638年)というから長い歴史を誇る。現在の場所には120年前の「明治の大火」にて、移転してきたそう。当時に建てられた建築物は有形文化財的。店内は昭和の終わりに改装したそうですが、それでも屈強なる梁などに歴史を感じます。a-komatsu0802


さて『山上福寿堂』ですが、その歴史や佇まいから和菓子の印象が強い方も多いと思います。しかし、しっかりと見つめれば、そこに洋菓子の要素、つまりは和洋折衷的な要素を感じる事ができます。
実は5代目の山上浩平さんは、和菓子の家系にも関わらず、先見の明があったからでしょうか、洋菓子の修業も積み、その要素が多分に商品に反映されています。
たとえば、一番の有名商品である「ふる里」は、カステラとあんこの融合がコンセプト。a-komatsu0804


「丹精黒豆まんじゅう」は、ほんのりミルク&ほんのりバターの風味が。a-komatsu0805


もちろん「柿の菓」のような和菓子も。a-komatsu0806


さらに地元特産の大豆を用いた「大豆プリン」などのように、地元食材を取り入れるという考え方もしっかりとお持ちです。a-komatsu0807


そんな中、特に今回、ご紹介したいのが「こまつの大豆のちーずけーき」。
小松産大豆使用
香ばしく食物繊維が豊富なチーズケーキa-komatsu0808
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サブレ生地の上に、大麦と隠し味に麦茶を加えたベイクドチーズ、上には食感とバター風味も楽しめるようにとクランブル。麦の香りが広がる珍しきチーズケーキ。和洋折衷的な雰囲気に、地元食材もプラス。
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老舗和菓子店が進化し続ける姿に敬服しました。
今は娘さんである6代目も。今までもこれからもずっと小松を見つめる老舗なのでした。a-komatsu0803


おいしかった!! ごちそうさまでした!!

山上福寿堂
石川県小松市材木町48−1
0761−22−0204
7:00〜19:00
定休日:水曜日
こまつの大麦のちーずけーき 180円


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