優しい味わいの鍋焼きうどんに癒される


おはようございます。松山2日めです。
今日は松山を代表するご当地グルメの「鍋焼きうどん」をいただきに向かいます。
伊予鉄松山市駅の東側に続く「銀天街アーケード」を進み、「銀天街GET」を通り過ぎたあたりの左側に細い路地があります。
始めて訪問する人はみな、ちょっと不安になるような石畳の路地。「ここに有名なうどん屋さんがあるの?」とおそるおそる、路地を進めば、しっかりと「鍋焼きうどん」と書かれた看板にホッとすることでしょう。
こちらが昭和20年代に創業の『ことり』。
森田弥三郎さんと奥様のハツヨさんが始めたお店を、現在は三姉妹の忍さん、チカ子さん、厚美さんが中心となって守っています。
外観も昭和的ですが、店内に入れば、やや広めのお座敷があり、その周りにL字型に沿うようにテーブル席が整然と並んでいる風景も、やはり昭和の雰囲気がただよっています。
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私も何度も伺っていますが、その度ごとに、あまりに変わらないその姿に、驚きます。店内も変わらないように見えるのはもちろん、働いているみなさんまで、時が止まったような印象。
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「うどん」は500円。注文をすると、すぐにできあがって登場します。
このアルミ鍋に入った姿が、懐かしさいっぱいで、たまりません。
フタがついているところも、開けるワクワク感で、美味しさ増幅!!
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さて、オープン!!
これです、これ! ずっと変わらぬ見ために、大御所の堂々たる威厳も感じます。
でも500円。それでいて牛肉ですよ。刻んだ油揚げや青いねぎもおいしさに拍車をかけます。さらに、彩りの美しきナルト。黄色いのは玉子ではなく、かまぼこです。
牛肉も脂身の少ない部分を用い、油あげも油抜きをするなど、はんなりとした良さを出す手間が随所にかかっています。
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トッピングの具材もいいですが、秀逸なのは、ダシ汁。
昆布やいりこで採った日本料理の延長線上のような深い和の味わい。
昆布は利尻の一等を用いたり、いりこも上質なものを入手したりと、食材に原価をかけ続けるのが美味しさの秘訣だそう。頭の下がる思いです。醤油は地元、松山の三津地区で特別に作ってもらっているとか。全体的に甘さよりもダシ感が前面に出た仕上がり。
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そして、『ことり』は麺も独特な食感をしています。
実はこれ、あらかじめ1時間茹でるそう。それを注文が入ってから鍋に入れ、サッとまた茹でて提供するそう。なので、すぐに提供できるのですね。それにしても柔らかくてふわふわっとした食感だとは思っていましたが、ゆで時間1時間ですか。三重の伊勢うどんなどではありますが、けっこう珍しいですね。今のうどんブームだと、コシがあるほうが主流だったりしますが、そんな流行なんて関係ない!という、優しいけれどしっかりと主張をしている堂々ぶりが素敵です!
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それとともに『ことり』では「いなり」(240円)も人気。
こちらも油揚げがクドくならないように、油抜きして、爽やかな油揚げに具入りの優しい酢飯を合わせています。
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ふと窓をみれば懐かしき「回すタイプ」の鍵。
うちも昔はこうだったなぁ。
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「入り口の引き戸も、みなさんがちょっとずつ触ったので、角がまるくなって」と笑います。
わぁ、凄い。年季が物語るくぼみ!!
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最近は道後温泉もある松山は、外国の方にも大評判です。
『ことり』にも全世界からお客様が訪れるみたい。
日本を代表する昭和的な鍋焼きうどん屋さん。これからも細くていいから長く続いて欲しい1軒です。

おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!


ことり
愛媛県松山市湊町3−7−2
089−921−3003
10:00〜14:00(売り切れ次第終了)
水曜日
うどん 500円
いなり 240円


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