馬車道十番館で名物ビスカウトを


煉瓦で覆われた明治の洋館そのもの。古き良き横浜のイメージを彷彿とさせる外観は、眺めるだけで嬉しさまでこみ上げてきます。
それが『馬車道十番館』。
もともと当地は、ガス事業の先駆者である高島嘉右衛門家の旧跡。
眼を閉じれば往年の横浜の面影が浮かぶような、そんな由緒ある地。
a-yoko0501


実は建物自体は昭和45年の建築と、見た目よりはずっと新しいのだそう。
「『勝烈庵』が最初なんですよ」と取締役の浅羽行郎さん。
おお、『勝烈庵』は『馬車道十番館』の対面あたりにある、老舗カツレツ店です。

話を伺えば、
『勝烈庵』は、事業家の小澤竹蔵氏が昭和2年に、馬車道にほど近い真砂町で店を開いたのが最初。その後、戦争で閉店し、昭和31年に遠縁にあたる本多マサオさんが引き継ぎ、横浜駅西口でわずか3坪程度の小さいお店で再興。以来、評判となり店舗が増えていったそう。現在はお孫さんにあたる本多初穂氏が社長さん。

それにしても『十番館』というのは、素敵な店名です。その由来をまた伺えば、全然、想像もしなかった答えが、浅羽さんから。
「『山手十番館』のほうが3年ほど早く、『勝列庵』の10店舗めなんですよ」
そ、そういうこと!昭和42年ですね。そして『馬車道十番館』が昭和45年のオープン。
a-yoko0502


『馬車道十番館』は、1階が喫茶室や売店、2階が英国風酒場、3階がレストラン、4階が宴会場。
その中で今回は特に人気の洋菓子をご紹介しましょう。
それが「ビスカウト」。
a-yoko0503


「ビスカウト」自体は、カステラなどの西洋菓子とともに日本に伝来した菓子で、『馬車道十番館』はそれを独自の味わいで、提供しています。
a-yoko0504

a-yoko0505


種類は、レモン、ピーナッツ、チョコレートの3種類。
これが、いただけば、程よい硬さなんですが、案外、サクサクっとしていて食感が絶妙。
硬さがあるけれど、ほぐれる感じとでもいいましょうか。そして、なんといっても、この、バターの風味が、いいですね〜。
「一時期、バターが入手困難になった時、代用品で賄わずに、潔く、辞めた事もあります」と浅羽さんが笑います。凄い。それほどまで、クオリティにこだわった商品。
しかも、今も機械ではなく、手作業で作っているとか。
a-yoko0510

a-yoko0506



「ビスカウト」は売店で購入できますが、そのまま1階の喫茶室で、味わう事もできるそう(メニューには、ありません)。
せっかくなので、ケーキ&コーヒーもいただきました。

「ショートケーキ」
見て下さい。大きなホールで作ってからカットする、いわゆるカットケーキじゃないんです。一つずつが丸く焼かれたタイプ。
ふわりとした口あたり、滑らかなクリーム、そして、いちご。
さすが、こだわりの横浜ならではの作品!
a-yoko0507
a-yoko0508


「コーヒー」もいいですね。
ブルーマウンテンを主体とした、濃いめのタイプ。
もともと馬車道からスタートしたキャラバンコーヒーから仕入れているブレンドコーヒー。
a-yoko0509


おいしかった!! ごちそうさまでした!!

馬車道十番館
神奈川県横浜市中区常盤町5−67
045−651−2621
10:00〜22:00(1階喫茶室、売店)
無休
ビスカウト 1枚154円(税込)
ショートケーキ 617円(税込)
コーヒー 515円(税込)


JAL×はんつ遠藤コラボ企画【横浜編】目次に戻る
http://hants.livedoor.biz/archives/51986050.html