創業以来33年の居酒屋は、魚を市場まで買いに行く


沖縄グルメ旅、初日も夜になってまいりました。
今宵は、那覇きっての繁華街あたりで、沖縄料理をいただくことにしましょう。

国際通りなどには、ありとあらゆる料理やさんがひしめき合っていますが、
その「裏」にも、こだわりの店舗が。
中でも久茂地の界隈は、気になるところが、ちらほら。

その中で、選びし1軒が「轟(とどろき)」。
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ご主人の島袋佳謹さんは、やんばる出身。料理一筋で、お店を構えてからもすでに33年になるそう。
今では息子の真旭さんも店に入り、ふたりで切り盛りなさっています。
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まずは、アルコールメニューを拝見。
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沖縄ですから、せっかくなので、泡盛。
「特にオススメ」というのが「田」。
田嘉里酒造所という大宜味村の酒蔵さんの作品。
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そして料理ですが・・・・・・
こちら「轟」は、特に「刺身」に定評があります。
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というのは、毎日、ご主人が自ら魚市場に仕入れに行っているそう。
だから店先に籠のついたバイクがあったんですね!
「自分の目で確かめるのが一番」だそう。真面目な方です。
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というわけで「刺身盛」。
うわぁ、1000円でこんなにたくさん!全て近海モノ!
(内容は、その時によって変わります)
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マグロ。もちろん生です。沖縄ではマグロが採れるので、冷凍しないのです。
生のマグロは、冷凍→解凍じゃない分だけ、旨みがたっぷり。
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アカマチ。沖縄の3大高級魚のひとつとも言われ、深海の生きたルビーとも。
浜鯛が正式名称で、関東では尾長(オナガ)ともいうらしい。
しっかりとした歯ごたえの白身魚です。
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シマダコ。近海で採れたタコ。
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イカ。ねっとりとした旨みが。
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シマアジ。こちらも甘みを携えた、歯応えの良い味わい。
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そして「ハンダマ炒め」も。
ハンダマって、あまり聞かない野菜ですが、沖縄ではポピュラーなんだとか。
やや硬さと苦みがあるのが特徴で、野性的な味わいが却ってクセになります。
スーパーにもあるので、買って帰るといいかも。
(買いました・・・笑)
ちなみにこちらでは、ゴマ油とニンニクで香ばしく炒めています。
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さらに名物ともいえる「イカ墨ソーメンチャンプルー」
ソーメンと玉ネギ、もやしの塩味ベースの炒め物なんですが、
イカ墨の香ばしさがたまりません!
これ、実は、沖縄県産のイカスミを熟成して「イカスミダレ」を作っているそう。
なので、深みが格別なんですねー。オイルとともにさっと炒めて完成♪
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料理ひとつひとつに真面目さが活きる、
そんな「轟」でした。
ちなみに、18時の開店の時点で、すでに地元のお客様たちが店内に!
やはり、大評判です♪


おいしかった!! ごちそうさまでした!!


沖縄県那覇市久茂地3−11−12
098−862−1060
18:00〜24:00
定休日:日曜、祝日
琉球泡盛 田 3000円/本(720ml)
刺身盛 1000円
ハンダマ炒め 500円
イカ墨ソーメンチャンプルー 800円


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