“日本一高価なダシ”のおでんやさん

おはようございます。仙台グルメ旅、2日めです。
今日は有名店『三吉』からスタート。
昼も夜も大盛況のおでんやさん。
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『三吉』は稲荷小路にあります。創業は昭和24年で、現在は2代めの田村忠嗣さんが親方。もともとは秋田市出身のお父様である田村三郎氏が創業したのが始まり。
「父親は宮城県庁を辞めて、毛糸やセーターなどを売っていたのですが、その後、屋台を始めて、日本酒やうどんなどを提供し始めたんですね。小料理屋みたいな感じ。その頃からおでんも始めて」と田村さん。
現在の場所は昭和26年に移ってきたそう。
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田村さん自体は、最初は秋田県の観光案内所に勤めた後、お母さまの具合が悪くなったので家に戻り、店を手伝うようになったそう。
「とにかく、きびしい父親でしたね」と当時を振り返ります。

そんなスパルタ教育が、今のおでんの美味しさにもつながっているのでしょう。

とても真面目なおでんなのです。
ランチの「おでん定食」をいただきました。
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「大根」すら、もう、たまりません!
建物の上階にある厨房などで、じっくりと合計8時間煮込まれた大根は、ダシが優しく染みわたり、ふくよかなる美味しさを醸し出しています。
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でも、煮込めばいいというものではないそう。
こんにゃくは2日間煮るけれど、ねり製品は20〜30分。ひとつひとつ煮る時間が違います。
「素材の味を大切にする」というのが、正しいおでんの煮込みかた、だそう。

名物の「にらたま」を初めとして「いいだこ」「串だんご」なども。
がんばろう東北 いいですね!!
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「ふき」も程よいあんばいに煮込まれています。「がんも」「さんまのすり身」なども美味!
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その時、気づいたのですね。
おでん自体ももちろん旨いんですが、ダシが特に旨い!!

実はこのダシ、通称「日本一高価なダシ」と呼ばれているのです。
というのは1キロ1万円もする、青森県むつ市脇野沢の“焼き干し”を使用し、昆布とお酒で取っているという代物。
この焼き干しじゃないと、この澄んだダシは作れないのだとか。
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素晴らしき食材と、丁寧な仕込みが、美味しさを生んでいる事に気づきました。
(参考:手作りの「ロールキャベツ」)
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おいしかった!! ごちそうさまでした!!


おでん三吉(さんきち)
宮城県仙台市青葉区一番町4−10−8
022−222−3830
11:30〜13:15(月〜金)
17:00〜23:00(22:30L.O)(10〜3月)
18:00〜23:00(22:30L.O)(4〜9月)
定休日:日祝、正月、お盆
おでん定食 700円
にら玉 270円
大根 170円
いいだこ 120円
串だんご 220円
ふき 170円
がんも 170円
さんまのすり身 270円
など

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