仙台の“新名物”であり“真名物”の「仙台づけ丼」


仙台のある宮城県は東側が太平洋に面するため、魚介類も豊富で、新鮮。
そのため、気軽に美味しい海産物が味わえます。
そんな仙台は寿司店も当然に人気があるのですが、ここへ来て、さらなる盛り上がりを見せています。

それが「仙台づけ丼」です。これにはいわゆる“五箇条”の定義が。
地場産の魚を使う
宮城県産米のすし飯を使う
料金を明示する
各店、独自性を出す
づけ丼が真の宮城名物となるように日々精進する
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そんな新しい名物をいただくため、やってきたのが虎屋横丁にある『富貴寿司』(ふうきずし)。
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店内はまさしく王道の寿司店といった趣きです。
創業は昭和23年。初代の深瀬恵蔵氏は山形の出身で、東京の寿司店で修業を積んだ後、仙台で開業しました。もともとは屋台からスタートして、店舗は、最初は稲荷小路に構えていたそう。
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それにしても、老舗なのに何だか楽しげな雰囲気。
すると、「楽しいほうがいいですよね?」と3代めの深瀬大輔さんがニコニコ。
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「仙台づけ丼」についてお話を伺うと、
もともとは東北大学工学部の流体力学の権威である堀切川一男先生が、仕事がら全国を訪れ、大分で鯵をタレに漬け込んで載せる「琉球丼」に出会い、それをヒントに自宅で美味しい海鮮丼を作っていたそう。
その話が仙台市職員との会話で何気なく出て、「宮城は海産物も米も美味しいから、づけ丼を作ったほうが良い」と進言され、それがきっかけで研究の末に仙台市内12店舗の寿司店で2009年に考案されたのが「仙台づけ丼」。
今では宮城県全体約120軒で提供されている名物海鮮丼となりました。


作り方を拝見すると……

まずは丼に宮城県大崎産の「ササニシキ」を使用した酢飯を。
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その上に、刻んだかんぴょうとガリ、甘じょっぱく煮たしいたけ、刻み海苔を載せ、
寿司店ならではの玉子ときゅうり。これがベースです。
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さらに海産物が載せられて、蓋をして、登場します。
器の模様も、伊達正宗公の『瑞鳳殿』を思い起こさせるような粋な色使い。
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さて、蓋を開ければ、様々な海産物が!!
もちろん“オール宮城”。すなわち、海産物は全て宮城で陸揚げされたものばかり!!
ネタは、その日によって違います。
今日は鯛、カツオ、まこガレイ、サーモン、かんぱち、ホタテ、イクラ。
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「づけ丼」ですから、注文を受けてから、季節のネタを切り、そして特製の醤油だれにつけて、丼に並べています。
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こちらでは基本的に朝に石巻で採れた魚を提供しています。
白身魚などは少し寝かせたほうが甘みが増すので、〆てから一晩たったものを提供。
ごはんもふっくらとしたタイプで、米酢を使った酢飯で、あまり酢が強くないので、食べやすいですね。
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それが気軽に味わえる仙台は、さすが食の宝庫。
まさに“真名物”。
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おいしかった!! ごちそうさまでした!!


富貴寿司(ふうきずし)
宮城県仙台市青葉区一番町4−4−6
022−222−6157
11:30〜14:00 17:00〜23:00(22:30L.O)
定休日:日曜、祝日
仙台づけ丼 1750円(昼夜問わず提供)


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