創業150余年の稲庭うどんを日比谷で味わう


おはようございます。東京グルメ旅も3日め。いよいよ最終日です。
今日は、日比谷の「佐藤養助」からスタートします。
みなさんは稲庭うどんをご存じでしょうか?それは秋田の稲庭に伝わるうどんで、うどんとしては珍しく、切り麺ではなく手延べ麺のスタイル。これは三輪そうめんの技術が伝わったという説、白石温麺の技術が伝わったという説、秋田藩主となった佐竹公により持ち込まれたという説など諸説ありますが、製法が確立したのは寛文5年(1665年)、稲庭(佐藤)吉左エ門によって。
その後、代々、吉左エ門家の一子相伝でしたが、子孫が絶えると途絶えてしまうことを心配し、特別に二代目佐藤養助に伝授されました。それが万延元年(1860年)、江戸時代末期の事。「佐藤養助」は、その時に創業したというわけです。
ちなみに稲庭うどんと一般的に呼びますが、正式には「稲庭干饂飩」だそう。
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「佐藤養助」は飲食店舗もなさっていますが、メインは稲庭うどんの製造、販売です。今の時代ですからインターネットなどでも通販がありますが、店内でも販売しているので、少量でも購入できるのも嬉しいですね!
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あれ?「ふし」の部分がビニール袋に入って、キャッシャー付近に置いてあります。「稲庭ふしっこ」というそうですが、なんと、料理を召し上がったお客様に、無料で差し上げているのだとか。これ、分かります?手延べ麺なので、端の部分がくるっとなっているわけで、通常は販売している製麺所も多いなか、無料で……。これは、嬉しい! うどん好きは、この部分が大好きという方も数多く、まさにマニア垂涎もの♪
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それにしても、東京の「佐藤養助」の店舗というと、銀座店が有名ですが、日比谷店もあったんですね(首都圏3店舗めの赤坂もあり)。
銀座よりもこじんまりとしていますが、やはり和の空間が広がり、趣きを感じます。
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さて、うどんを頂くことにしましょう。
「佐藤養助」といえば看板メニューは「二味せいろ」。それに追加で、天ぷらを。
お新香に見えるのは秋田名物の、いぶりがっこ。
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うどんの美しさがたまりません。まるで太いシルクのような仕上がり。練り、熟成、小巻き、熟成、延ばし、乾燥、裁断などの工程を経て、4日がかりで作成された乾麺のうどんは、つるりとした舌触りやのど越しがピカ一!
実はこの稲庭うどんですが、もともとは佐竹候など藩への献上品であり、明治以降も皇室献上品となっていて、一般流通していなかったものなのです。
それを七代目佐藤養助氏が、昭和47年(1972年)に技術公開にふみきり、一子相伝の秘法を家人以外の職人も受け入れ、伝え、家業から産業への発展を目指したことから、広く普及したというわけ。
ということは、僕ら一般庶民が稲庭うどんを食べられるようになってから、まだ40年くらいしか経ってないということです!
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「二味せいろ」は醤油のつゆと胡麻味噌のつゆの2種類で味わえるお得なメニュー。
ダシの効いた醤油のつゆ、胡麻の旨みと味噌のコクがあわさった胡麻味噌のつゆ、それぞれ違った良さがありますね。
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海老や茄子などの野菜の天ぷらも、きちんとしています。
さすが「佐藤養助」。
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と、思っていたら、メニュー表に発見してしまったのです。
「佐藤養助の新名物!タイ風グリーンカレーつけうどん」

稲庭うどんとグリーンカレーって合うのかなと思って、せっかくなので頂くと、これが想像をはるかに超えるマッチングで、凄く美味しい!!
僕はもともと海外旅行雑誌のライターでしたので、東南アジアのタイにも何度も取材で伺っています。もちろんグリーンカレーも大好き。でも、そのままの味じゃないところがポイントですね。あくまで稲庭うどんとのマッチングを考えた、いわば“だし”の効いたグリーンカレー。比内地鶏と、秋田の魚醤であるしょっつるも用いているそう。なるほど!!
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創業以来150年を超えても、まだまだ挑戦し続ける姿勢に敬服しました!


おいしかった!! ごちそうさまでした!!


佐藤養助 日比谷店
東京都港区西新橋1-2-9
日比谷セントラルビルB1
03-3595-6288
11:30〜14:00(L.O)
17:00〜21:00(L.O)
定休日:土日祝と年末年始
二味せいろ 900円
天ぷら 800円
タイ風グリーンカレーつけうどん 1040円


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