関西や東京での修業も料理に映える


小京都とも呼ばれ、江戸時代から城下町として歴史を重ねてきた地、金沢ゆえ、日本料理のレベルはとても高いです。それは、豊富なる新鮮食材という側面もありますが、やはり志の高い料理人が多いのでしょう。

JR金沢駅中央口を出て、駅と垂直に走る大通りを進み、ひとつめの信号である別院通り口を左へ。別院通りを進めば、左側にすぐ。それが『日々魚数寄 東木』です。
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『東木』は「とうぼく」と読みます。珍しい店名だなぁと思いきや、ご主人が東木宏憲さん。苗字だったんですね。もともとは『魚菜屋 別院通り』と、『魚菜屋』のグループでしたが、2014年9月に独立しました。
『日々魚数寄(ひびさかなずき)』には、毎日あがる魚と季節の風情、という意味合いが込められているとか。
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今回はランチで訪問です。
こちらのウリは魚などはもちろんですが、
この、煌びやかな、ご飯。羽釜や土鍋で炊いたご飯。
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「魚数寄ランチ」を頂きました。
なんとも、皿数の多い、膳ですねぇ。
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内容は都度、変わりますが、お造り、丸干しイワシ焼き、がすえびの唐揚げ。
今日のお造りは、今朝あがった。がんどう(はまち)。
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さばのへしこ。石川の名物。
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酢の物や煮つけなどにも真面目さが光ります。
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豆腐も自家製。
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だし巻き玉子に、和の心意気も感じます。
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漬物も自家製。
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これで、お幾らだと思いますか?
880円……。ありえないコストパフォーマンス・・・・・・。


東木さんは大阪の辻調理師専門学校で1年、金沢で1年、京都で5年、東京で3年ほど修業を積んだ経験があるそう。東京では東銀座の『うち山』、神楽坂の『一文字』などにもいらしたとか。ちなみに、イタリアで日本料理店に勤めながら、ワインの勉強もなさっていました。そのような経歴から、ソムリエや唎酒師の資格も。
なので、料理も加賀料理というわけではなく、加賀にこだわらずに、美味しさを追求しています。

もちろん夜はコース料理です。
そんな素敵なお店ですので、昼も夜も予約することをオススメします。


日々魚数寄 東木
石川県金沢市此花町1-6
076-224-4266
11:30〜14:00(13:30L.O)
18:00〜23:00(22:00L.O)
定休日:水曜日
魚数寄ランチ 880円


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