映画の舞台地で味わうノス系醤油ラーメン


2008年に公開された東映の映画「しあわせのかおり」。俳優の藤達也氏が中華料理店の店主を務め、そこに主人公である中谷美紀さんが弟子入りする。その舞台となった中華料理店のあった場所が、ここ『大野湊食堂(おおのみなとしょくどう)』。
a-kana0501
a-kana0502


店内に入れば、昭和の懐かしさが漂っています。2014年11月1日オープン。
ロケ後、ずっと空き家になっていたそう。
店舗のある大野町は古くから醤油で有名な地。そこで大野醤油協同組合が「ここで、誰か大野の醤油を使ってラーメンを作ってくれないかな」という話になり、ご主人の趙信來さんが引き受けたというわけ。趙さんは長年、中国料理店で腕を揮っていたとか。
a-kana0503
a-kana0504


そんないきさつなので、レギュラーメニューは限られていますね。
ラーメン、チャーハン、手作りギョーザなど。
もっとも予約してコース料理であれば、趙さんお得意の棒々鶏(バンバンジー)や乾焼蝦仁(エビチリ)なども味わえます。
a-kana0505


「大野しょうゆラーメン」をオーダーしました。

待っている間に、ランチタイムは、お惣菜が食べ放題。
種類は変わるそうですが、まずは、おでん。
a-kana0506
a-kana0507
a-kana0508


こちらは、ナムルでした。
a-kana0509
a-kana0510


器は主に九谷焼を使用しているそう。
さすが金沢ですね〜。
a-kana0511


さらに待っている間に、寸胴も拝見させて頂きました。
わぁ、鶏のネックが。鶏の旨みが溶け込んだスープなんですね!
a-kana0512


そして、登場。おお、まさにノスタルジック。
今、東京などでは、こういう昔ながらのラーメンもブームなんです。
ノスタルジック系とか、ノス系とか言われています。
a-kana0513


なんとも芳醇な香りと共に、するすると麺が入っていきます。
懐かしさの中にもしっかりとしたコクを感じる醤油スープ。
醤油の良さも出ていますが、けっしてしょっぱくなく、まろやかな仕上がり。さすが、大野の醤油♪
a-kana0514

a-kana0515



週末などは噂を聞きつけて遠方からもお客さんが訪れるそう。
なんだかホッとする空間が、広がっていました。


おいしかった!!!  ごちそうさまでした!!!


大野湊食堂
石川県金沢市大野町4-125
090-8262-5661
12:00〜14:30 17:30〜21:00
定休日:月曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)
大野しょうゆラーメン 650円

定休日:月曜日

【金沢編】目次に戻る
http://hants.livedoor.biz/archives/52019180.html