ガストロノミーを追求する十勝イタリアン


確実に言えるのは、今、帯広にも新しい料理の流れが来ているということ。

ガストロノミーという考え方があります。
文化と料理の関係を考察することをいい、美食術、美食学とも訳され、「食事をすることの喜びについて考える学問」の総称とも言われます。

出自は案外と古く、19世紀。法律家・美食家として知られたジャン・アンテルム・ブリア=サヴァランの著書『美味礼讃』が起源とされています。

また、1980年代から「分子ガストロノミー」と呼ばれる、ガストロノミーを更に料理と学問という側面を追求した、調理によって引き起こされる食品変化を分子レベルで解明し、経験や勘などをベースに構築されてきた料理を科学的に研究しようという流れも。

『yoshiyuki』。ガストロノミーの流れを汲む、十勝イタリアンを標榜する料理店。シェフは札幌市出身の西島椎靴気鵝2013年10月に音更町から帯広市街地に移転。「ここでしか味わうことのできない十勝イタリアン」をコンセプトに、十勝の生産者が生み出す素材を、丁寧に、遊びごころをもって「食べるアート」に仕立てています。
そんな、驚きと喜びに満ちた料理の数々は国内外の食通たちを楽しませ、同時にガストロノミーの視点からも注目を集め、「ミシュランガイド北海道2012特別版」にも掲載されました。
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どんなに高級かと思うかもしれませんが、「季節のおまかせコース」は10皿で3500円〜。
その中から、数品ご紹介。

まずは最初に登場する「Snack(スナック)」ようこその気持ちを込めた軽い食感の一品。
苺を模したそれは、十勝産小麦粉を使用したクッキーの間にクリームチーズのマスカルポーネ。葉の部分はほうれん草をペーストにして合わせて焼いたクッキーで。
そして赤い部分は「最近、出会ったんです」と西島さんがおっしゃる、ときざきさんのラズベリーパウダー。
見ためにも美しく、ブッセ的な一口サイズなんですが、いただくのが勿体ないほど。
サクっとしたクッキーとマスカルポーネのふわりとした口あたり&クリーミーさ、そしてほんのりとした酸味のラズベリーパウダーが、徐々に少しずつ伝わってきます。
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続いては、この日の一品。
下にはレッドカラント(赤すぐり)、上にヨーグルトとクリームチーズのムース。ココナッツやアーモンドのクラッシュがかかっています。そして、お花は食用のボリジ。こちらは有機農家さんに作ってもらっているとか。
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そしてPrimipiatti(プリモピアット)のパスタですが、これが凄い!
初めて見ました、イタリアの伝統あるパスタマシン・トルキオ。
これで仕上げる「ビーゴリ」と呼ばれるパスタ。
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サロベツのチーズ工房のチーズを用いたクリームパスタは、6人の十勝の小麦農家さんから仕入れた小麦粉で作るそう。ゴリゴリとした食感が斬新。これがビーゴリか〜。
キャベツは有機キャベツ。
ちなみに、使用している食材は有機無農薬が95%だそう。
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他にもワインは100種類以上。シェフが厳選したワインは欧州産など様々ですが、料理とのバランスを考え、選んでいるそう。価格も1本3000円代がメインと、この手のコンセプトの料理屋さんにしてはリーズナブルで、これまた驚き。北海道随一と信頼を寄せるカヴィストの協力のもと、上質ながらコストパフォーマンスに優れたワイン各種が揃っています。

これら、追求しすぎるほど追求する料理人さんを、最近は良い意味で、尊敬の気持ちも込めて「ヘンタイ」(カタカナで書くことが多いです)を呼んだりします。
まさに、ヘンタイ。


また、素晴らしき料理店に出会えました。
おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!


十勝イタリアン yoshiyuki
北海道帯広市西3条南10丁目
0155-23-5001
18:00〜23:00(要予約)
定休日:日曜日(連休は要問合せ)
季節のおまかせコース 10皿 3500円〜


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