素敵な雰囲気が美味しさに拍車をかける


網走には炉端焼きのような焼き物を提供する店舗もあります。
こちら『喜八』も、その1軒。2012年発行のミシュランガイド北海道でビブグルマンを獲得した店舗で、店内は照明を落とした大人の雰囲気。カウンターが照明で照らされています。小上がりなどもあり、全部で90名くらい入店可能です。
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カウンター前の鮮魚のショーケースが見事です。
その日に届いた新鮮な魚たちがずらりと並んでいます。
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網走には『THE EARTH(ジアス)』という有名なオーセンティックバーがあります。その系列店。そんな真面目さが日本酒にも表れていますね。
網走の日本酒である君が袖や、増毛町の国稀鬼ころしなどのほか、出羽桜も各種揃っています。
「網走は山形の天童市と友好都市なんですよ。なので出羽桜を置いているのです」
なるほど!
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ふとメニューを拝見すると鯨料理も名物みたい。
僕は全然知りませんでしたが、網走と鯨は密接な関係があるそうです。
かつて網走と呼ばれる前、6〜13世紀に栄えたオホーツク文化最大の遺跡である網走市のモヨロ貝塚からも鯨の骨を用いた銛(もり)が多数発掘されているとか。
かつて捕鯨基地としても網走は有名で、今でも漁がおこなわれているみたい。

「くじらづくし」
赤身、うね須(脂身)、はつ、鹿の子(あご)、さえずり(舌)といった部位のお刺身が味わえます。
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鯨料理は刺身だけではありません。
串カツも! なかなか鯨の串カツは、今はお目にかかることが少なくなりました。貴重です。
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さて、炉端焼き。ほっけの開きとか、青つぶ焼きとか。
暫し拝見していると、そのうち香ばしき匂いと共に、煙が立ち上りました。
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さすが北海道の良さが前面に出たような、ほっけの開き。
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網走の能取湖産の青つぶ焼き。
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他にも、網走産カラスハモの照り焼きや、音根内産レッドムーンというじゃがいもなど、食材豊富。さすがビブグルマンに選ばれた1軒です。


酒菜亭 喜八 (きはち)
北海道網走市南4条西3丁目
0152-43-8108
17:00〜23:00(22:30L.O)
不定休
君が袖 620円
国稀鬼ころし 620円
くじらづくし 2200円
鯨串カツ(2本) 780円
ほっけ開き 1280円
青つぶ焼き 780円

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