熊本ならではの天草大王を用いたやきとりを堪能
「熊本和数奇司館(くまもとわすきつかさかん)」というホテルが熊本市の上通町にあります。
もともとは1895(明治28年)年に創業した司ホテルを前身に、2006年に同名に改称し、全館リニューアルした歴史を感じるホテルです。その1階部分には飲食店、小売店など様々な店舗が軒を連ねていて、一番奥にあるのが『焼鳥 とさか』。

もともとは京町にあり、2013年にこちらへ移転してきました。


コンセプトは、自然派ワインと日本酒
そして熊本の地鶏である天草大王を用いたやきとり。

店内には、重厚なカウンターと、大きめの椅子でゆったりと配置された隠れ家的空間が広がっています。BGMにはスウィングジャズ、ビッグ・バンドの代表奏者として知られるグレン・ミラーの曲が。

自然派ワインとは、簡単にいえば無農薬・有機栽培で育てられた自然な葡萄のみを 使用して造られたワイン。『とさか』では、フランスやイタリアのものを使用しているとか。そして、銘柄は常に変わっていきます。


ご主人の木村恵一さんと奥様が切り盛り。木村さんは大学卒業後、自ら店舗を構えるために、市場やお酒屋さん、総合食材の会社などで知識を深めたりもしたそう。なので、やきとりは独学なんだとか。
以前の場所では鶏がメインで海産物も提供する和食店だったそうですが、もっと特化したくて、こちらへ移転し、天草大王を用いたやきとり1本で行くことに。

まずは、サラダとスープと小鉢が出てきました。
いわゆる“お通し”的なもの。

さっそく焼いて頂きましょう。
「おまかせ五種」をオーダー。

炭火で焼いています。炭と串が近い、いわゆる“接近戦”な焼き方です。
ちなみに、「おまかせ五種」を頼むと、通常は一本ずつ提供されるので、1人分で、こういった感じで焼き台に5本並ぶ事はありません(今回は取材用に特別)。

常に動かしながら、最高の焼き加減を図っています。
ちなみに「天草大王」は熊本の地鶏で、明治から大正まで飼育された、日本最大級の大きさを誇る鶏。昭和初期に絶滅し、平成4年に復元に着手し、10年後に復活したとか。平成16年から4名の飼育農家により養鶏が開始されました。
木村さんのところは、天草市五和町の堤田亨さんが代表を務める『天草大王生産直売 公言』から、飼育後5ヶ月の中ぬき(内臓をとった丸鶏)を仕入れ、自ら串打ちをなさっています。

ささみ
柔らかく、あっさりとした味わいで、大葉と本わさびが合いますね。

ソリレス
稀少部位です。鶏の腰骨のくぼみにある肉で1羽に2 個しか取れません。天草大王が大きいので、ソリレスも他のやきとり店で提供されるものより大きいです。旨味が凝縮!

血肝
いわゆるレバーです。外が香ばしく、中がしっとりとした焼き上がりで、濃厚な美味しさが広がります。これはタレがぴったり。

つくね
天草大王のもも肉100%で作ったつくねです。ジューシーさと炭火ならではの香ばしさが伝わってきます。

ふりそで
手羽元と胸肉の間の部位。肉の部分はさっぱりとしつつももっちりとした美味しさが。そして『とさか』のは皮つきタイプなので、くにゅっとした食感と適度な脂感も楽しめます。

そんな5本で1500円は超お値打ち!!
びっくりしました!!

さらに・・・
「たたき」
おお!天草大王の胸肉のたたきだそう。
通常、もも肉より胸肉のほうがパサパサした感じ、のはずが、なんともしっとり美味!しかもジューシー。たたきなのでねっとりとしたレア感も。


「白子ぽん酢」
まさに珍味。ふわりとして、クリーミーさもあって、驚き。
しかも400円というお値打ち価格。

僕は東京・大手町のご当地やきとりテーマパーク『全や連総本店 東京』の名誉館長も務めていて、全国のやきとり店を回っていますが、実は熊本に“やきとり”というイメージが無かったんですね。九州というと福岡県の福岡やきとり、福岡皮やきとり、久留米やきとり、宮崎県の炭火焼き、もも焼き、鹿児島県のごて焼きなどがご当地やきとりとして有名ですが、そっか、熊本には「天草大王」があるんだ。地鶏によるやきとりの違いも追求しなくては、と再認識させられた夜でした。

おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!
焼鳥 とさか
熊本県熊本市中央区上通町7-35 熊本和数奇司館1F奥
096-325-8323
18:00〜23:00ごろ
土日祝17:00〜23:00ごろ
定休日:月曜日
お通し(サラダ、スープ、小鉢) 750円
自然派ワイン 4000円代、5000円代など
おまかせ五種 1500円
たたき 1000円
白子ぽん酢 400円
【熊本編】目次へ戻る
http://hants.livedoor.biz/archives/52065836.html
「熊本和数奇司館(くまもとわすきつかさかん)」というホテルが熊本市の上通町にあります。
もともとは1895(明治28年)年に創業した司ホテルを前身に、2006年に同名に改称し、全館リニューアルした歴史を感じるホテルです。その1階部分には飲食店、小売店など様々な店舗が軒を連ねていて、一番奥にあるのが『焼鳥 とさか』。

もともとは京町にあり、2013年にこちらへ移転してきました。


コンセプトは、自然派ワインと日本酒
そして熊本の地鶏である天草大王を用いたやきとり。

店内には、重厚なカウンターと、大きめの椅子でゆったりと配置された隠れ家的空間が広がっています。BGMにはスウィングジャズ、ビッグ・バンドの代表奏者として知られるグレン・ミラーの曲が。

自然派ワインとは、簡単にいえば無農薬・有機栽培で育てられた自然な葡萄のみを 使用して造られたワイン。『とさか』では、フランスやイタリアのものを使用しているとか。そして、銘柄は常に変わっていきます。


ご主人の木村恵一さんと奥様が切り盛り。木村さんは大学卒業後、自ら店舗を構えるために、市場やお酒屋さん、総合食材の会社などで知識を深めたりもしたそう。なので、やきとりは独学なんだとか。
以前の場所では鶏がメインで海産物も提供する和食店だったそうですが、もっと特化したくて、こちらへ移転し、天草大王を用いたやきとり1本で行くことに。

まずは、サラダとスープと小鉢が出てきました。
いわゆる“お通し”的なもの。

さっそく焼いて頂きましょう。
「おまかせ五種」をオーダー。

炭火で焼いています。炭と串が近い、いわゆる“接近戦”な焼き方です。
ちなみに、「おまかせ五種」を頼むと、通常は一本ずつ提供されるので、1人分で、こういった感じで焼き台に5本並ぶ事はありません(今回は取材用に特別)。

常に動かしながら、最高の焼き加減を図っています。
ちなみに「天草大王」は熊本の地鶏で、明治から大正まで飼育された、日本最大級の大きさを誇る鶏。昭和初期に絶滅し、平成4年に復元に着手し、10年後に復活したとか。平成16年から4名の飼育農家により養鶏が開始されました。
木村さんのところは、天草市五和町の堤田亨さんが代表を務める『天草大王生産直売 公言』から、飼育後5ヶ月の中ぬき(内臓をとった丸鶏)を仕入れ、自ら串打ちをなさっています。

ささみ
柔らかく、あっさりとした味わいで、大葉と本わさびが合いますね。

ソリレス
稀少部位です。鶏の腰骨のくぼみにある肉で1羽に2 個しか取れません。天草大王が大きいので、ソリレスも他のやきとり店で提供されるものより大きいです。旨味が凝縮!

血肝
いわゆるレバーです。外が香ばしく、中がしっとりとした焼き上がりで、濃厚な美味しさが広がります。これはタレがぴったり。

つくね
天草大王のもも肉100%で作ったつくねです。ジューシーさと炭火ならではの香ばしさが伝わってきます。

ふりそで
手羽元と胸肉の間の部位。肉の部分はさっぱりとしつつももっちりとした美味しさが。そして『とさか』のは皮つきタイプなので、くにゅっとした食感と適度な脂感も楽しめます。

そんな5本で1500円は超お値打ち!!
びっくりしました!!

さらに・・・
「たたき」
おお!天草大王の胸肉のたたきだそう。
通常、もも肉より胸肉のほうがパサパサした感じ、のはずが、なんともしっとり美味!しかもジューシー。たたきなのでねっとりとしたレア感も。


「白子ぽん酢」
まさに珍味。ふわりとして、クリーミーさもあって、驚き。
しかも400円というお値打ち価格。

僕は東京・大手町のご当地やきとりテーマパーク『全や連総本店 東京』の名誉館長も務めていて、全国のやきとり店を回っていますが、実は熊本に“やきとり”というイメージが無かったんですね。九州というと福岡県の福岡やきとり、福岡皮やきとり、久留米やきとり、宮崎県の炭火焼き、もも焼き、鹿児島県のごて焼きなどがご当地やきとりとして有名ですが、そっか、熊本には「天草大王」があるんだ。地鶏によるやきとりの違いも追求しなくては、と再認識させられた夜でした。

おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!
焼鳥 とさか
熊本県熊本市中央区上通町7-35 熊本和数奇司館1F奥
096-325-8323
18:00〜23:00ごろ
土日祝17:00〜23:00ごろ
定休日:月曜日
お通し(サラダ、スープ、小鉢) 750円
自然派ワイン 4000円代、5000円代など
おまかせ五種 1500円
たたき 1000円
白子ぽん酢 400円
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