蕎麦の高橋名人のもとで修業を積み、地元・愛媛で独立


蕎麦打ちの名人と言われる方に高橋邦弘さんが、います。
『一茶庵』で修業に入り、店主、片倉康男氏のそば教室の師範代を務め、独立。山梨や広島で『翁』(のちの『達磨 雪花山房』)という店舗を構えて、自らは全国に蕎麦打ち行脚をなさったり(現在は広島の店舗を閉め、大分県杵築市に移転予定)。
そんな高橋さんのもとで修業を積んだ蕎麦店が愛媛にあるのです。
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『いよ翁』(いよおきな)。
伊予郡松前町で、周りには田畑が広がる自然豊かな地。
建物の形状も、広島の『達磨 雪花山房』に似ています。
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隣では小麦と稲作が。ちょうど今の季節は、小麦の穂がすくすくと育っておりました。
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店内も中央に大きな柱がある、木の温もりたっぷりの明るい雰囲気。
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ご主人の笘居靖史さんは、愛媛の出身。
「正直なところ、どうして蕎麦店を目指したのか、よくわからないんです」と笑います。
ある時、高橋さんの蕎麦の本に出会い、その数年後、本人と出会う機会があり。
その際、なぜか蕎麦店になろうと思ったそうで、山梨などで合計10年、修業を積んで、2010年(平成22年)に独立したというわけ。笘居さんと奥様、スタッフで切り盛り。
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しかも、高橋さんにはお弟子さんがたくさんいるので、広島の店舗が閉店した今、彼らに供給する蕎麦の実は、全て『いよ翁』の隣に独立している6畳ある倉庫(冷蔵庫)で管理し、ここから配送しているのだとか!

そんな『いよ翁』の蕎麦粉は、今は北海道と長野、福井、茨城、新潟(津南)のブレンド。このように幾つかの産地をブレンドするのが一年を通じて安定した味を出す秘訣みたい。もちろん笘居さん自らが製粉しています。

店内には砥部焼きの陶器などが飾られています。
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蕎麦茶も販売なさっていました。
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「昼のおきまり」
前菜とざる蕎麦に、デザートの杏仁豆腐がつきます。
(写真では全て並んでおりますが、実際は前菜→ざる蕎麦→デザートの順に出てきます)
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焼きみそや地だこ、二見のわかめなどの載った前菜。汲み上げ湯葉も美味。日本酒が飲みたくなります。
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蕎麦は二八。十割が無いのも『翁』を踏襲しています。
風味がありつつも、5地域の蕎麦が綺麗にまとまり、丸みを帯びた感じ。
丁寧に仕上げた手打ち蕎麦です。
辛汁はカツオの本枯節を3、亀節を1でとったしっかりとした味わいながら、白ワインビネガーと昆布を用いていて、まろやかな味わい。“かえし”は継ぎ足さずに夏場は1週間、冬場は2週間で使い切るのだとか。醤油は修業先と同じく、長野の大久保醸造です。
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デザートの杏仁豆腐も、なめらかで蕎麦の後を支えるのにぴったりな味わい。
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「天ざるそば」も人気です。
サクっと香ばしく揚がった海老天が2本載っています。
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営業はランチのみですが、夜は予約で宴会なども承っているそう。


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おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!


いよ翁 (いよおきな)
愛媛県伊予郡松前町鶴吉5-5
089-984-3083
11:00〜15:00(売り切れ次第終了)
火曜日(祝日の場合は営業)
昼のおきまり 1280円
天ざる蕎麦 1600円


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