回転式「そうめん流し」の発祥地が指宿に


そうめん。それは奈良県桜井市の三輪そうめんが発祥とされ、奈良時代に遣唐使が持ち帰った策餅を起源とするもの。今では全国各地で製作されるようになり、九州でも島原そうめん、五島そうめんなど様々。
でも鹿児島はそうめん処ではないにも関わらず、指宿はそうめんで超有名。それが「市営唐船峡そうめん流し」です。
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そうめん流しというと、竹を用いた直線式と、テーブル上で流れるプールのように回る回転式がありますが、その回転式の元祖が、こちら指宿なのです。
ちなみに竹を用いた直線式を「流しそうめん」、回転式を「そうめん流し」と区別するという説もあります。
考案したのは、当時開聞町(現在は指宿市)の助役井上廣則氏(のちの町長)。水圧利用の回転式そうめん流し器を考案し、昭和43年に町に特許権を交付なさったそう。
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そんな、そうめん流しを体験すべく年間を通して多くの人々が訪れる唐船峡へと向かいました。敷地内には平成20年度に環境省の「平成の名水百選」に認定を受けた「唐船峡京田湧水」が湧き出ています。毎日10万トン!
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敷地内にはたくさんの「そうめん流し」ができるテーブルが。
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最新型、2段式もありました!
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それにしても「そうめん流し器」よくできています。
水圧で回っているので、回転スピードを変える事はできません。水も循環ではなく、もちろん源泉かけ流し的な状態。なるほど、これは、ちょっとやそっとでは真似できません。真似したら水道代が怖いです(大汗)
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まずは、食券を買いに行きます。
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夏場でも涼しく、水温も摂氏13度と、そうめんをいただくのにうってつけ!というわけで一番人気の「A定食」を。
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こちらが「A定食」。そうめんだけじゃないんです。マスの塩焼き、鯉こく、鯉のあらい、おにぎり。
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そうめんを投入すれば、くるくると勢いよく回りだしました。楽しい!
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そして、箸ですくっていただけば、美味しい!ちょっとボリュームがあるかな?と思っていたのですが、箸が止まらず、しかも何度も美味しくて楽しいので、気が付けば完食。
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深みのあるツユも、そうめんにぴったり!
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もちろん、マスの塩焼き、鯉こく、鯉のあらい、おにぎりも忘れてはおりません。
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マスの塩焼きも、なかなか塩加減がしっかりとしていて、そうめんに合います。
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鯉こくも、温かくて美味。
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鯉のあらいも、新鮮な味わい。
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最後のおにぎりで、もう大満足です!!
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店舗は広く、暖房部屋もあるので、冬場でも気軽に楽しめそう。
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ちなみに駐車場から店舗までは、かなり下っていきますが、昇降どちらもエレベーターを利用することも可能です。エレベーター乗り場のある建物には、地元の高校生による、楊枝アートで作られた「篤姫」もありました。スゴい♪
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おいしかった!! ごちそうさまでした!!


市営唐船峡そうめん流し (しえいとうせんきょうそうめんながし)
鹿児島県指宿市開聞十町5967
0993-32-2143

営業開始は10時から
ラストオーダーは
4/1〜4/28 17:00
4/29〜5/7 19:00
5/8〜7/14 17:00
7/15〜8/31 20:00
9/1〜9/24 19:00
9/25〜10/31 17:00
11/1〜12/28 15:00
12/29〜1/3 17:00
1/4〜3/16 15:00
3/17〜3/31 17:00
(営業終了はラストオーダー1時間後)
そうめん流しA定食 1650円

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