唯一無二の存在。黒くて太い手打ちそばに、かきが載る

釧路にはそば店がとても多いです。元来、北海道はそば粉の産地ですから、当然ともいえるのですが、そば好きが多いのも頷けます。でも『玉川庵』は一風変わっています。ここでしか味わえないオンリーワンな味わい。
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店舗からして、独特です。堂々とした木造建築。
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店内も、昔ながらの雰囲気そのもの。懐かしの調度品などが随所に飾られ、落ち着いた空気が流れています。
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「でも、実は経ってからまだ十数年なんだよね」とご主人の新浜(しんはま)茂さん。
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厚岸の出身。学校を卒業後は映画技師などをなさっていたそうですが、その後、地元の厚岸駅前で昭和35年から『駅前玉川』という食堂を営んでいたそう。もともと『玉川』という店舗があり、そこの姉妹店みたいな感じだとか。
厚岸といえば、かき。なので、かきそばも当時から提供していたそう。「でも、全然売れなくて、昭和47年に釧路に出てきたんだ」と新浜さん。
当時の場所は、現在の駐車場のところで、15年ほど前に、昔ながらの鰊番屋の雰囲気をモチーフにこの建物を建てたそう。
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名物は「かきそば」。
見て下さい、この大ぶりのかき。北海道東部に位置する厚岸は一年を通し冷涼な気候で、低水温で成長管理をしているため、一年中出荷ができます。しかも沿岸に流れ込む海流は親潮と呼ばれ、その名のとおり、豊かな海の恵みをたっぷりと与えてくれます。
なので、厚岸のかきは旨みが十分に凝縮されて、ミネラルがたっぷりでおいしいんですね!
しかも生のかきが毎日届くので、新鮮。
ツユにもじんわりとかきの風味が溶け込んでいます。これは「湧いてきたら一緒に炊く」からだとか。なるほど!!
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最近は「かき天そば」も人気。
これは、まさしく「いいとこ取り」な一品ですね。大えびの食べ応えの凄さも良いですが、ごま油とサラダ油を合わせて揚げているので、香ばしいごま油の風味とともにカラッと爽やかなサラダ油の良さが加わって、食べやすさも。
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そして、一番の独特さというかウリは、手打ちそば。
開業時に「2か月間、地元のおばあさんに習った」という手打ちそばは、黒っぽくて太くて、釧路では全く見かけないタイプ。「生き残るには、独自性。1〜2割の人が好きと言ってくれるそばを出せば、長く続けられるんだよ」話にも重みがあり、とても勉強になります。
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「最近は、揚げそばがきも人気だよ」と新浜さん。おいしそう!個性炸裂!!
飲食店評価本「ミシュラン北海道【特別編】2017」ビブグルマン獲得。


おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!


玉川庵 (たまがわあん)
北海道釧路市鳥取大通5-7-17
0154-51-4628
11:00〜15:30 16:30〜19:00
第1,3月曜日は11:00〜15:00のみ
定休日:第2,4月曜日
かきそば 1400円
かき天そば 1850円


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