昭和が残る喫茶で、素敵なアーモンド・オ・レを


道東一の繁華街である釧路の末広町に、約45年前から営業している喫茶店があります。末広ビル入口すぐの階段を下りて、地下一階。雑居ビル的な雰囲気の中に、ポツンと佇む、洒落た外観の「仏蘭西茶館」。
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店内も隠れ家というか自分だけの秘密基地というか、照明を抑えたシックな佇まいで、木目調のカウンターや古きよき時代を感じさせる調度品など、マスターのこだわりが随所に溢れています。
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マスターは鈴木克衛さん。地元、釧路の出身で、卒業後に東京の印刷会社やデザイン学校などに行っていたそう。
「ファンキーっていうJAZZ喫茶が吉祥寺にあって、入り浸っていたんだよね」と懐かしそうに話す鈴木さん。その後、釧路で喫茶店をしようと思い、東京の喫茶店専門の学校に通い、そして1972年(昭和47年)にお店を始めました。
「当時はビルも新築で、上の階で同級生がレストランをやっていた関係でここに決めたんですよ」と鈴木さん。
内装を手掛けたのは帯広で有名な「はせがわ」という家具やさん。鈴木さんが様々な場所で出会った店舗の、いわば「良いとこ取り」でイメージを膨らませ、それを具現化してもらい、一緒に作り上げたそう。
「昔は喫茶店がたくさんあったけれど、今は随分と減ったねぇ」

メニューもワインをやめたくらいで、当時と殆ど変わっておらず、ドリンク、パフェ、パンくらい。
でも珍しいのは釧路の多くの喫茶店には「アーモンド・オ・レ」というホットドリンクがある点。東京では滅多に見かけることのない、このアーモンド・オ・レは、ホットミルクにアーモンド顆粒、生クリーム、そして上から炒ったアーモンドスライスを載せて、出来上がり。ほんのり甘いのはアーモンド顆粒の味だそう。「仏蘭西茶館」では、よつ葉牛乳を使用しています。
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そして「チョコレートパフェ」。喫茶店の定番的な一品ですが、各々に個性が出ますね。こちらでは季節のフルーツを合わせるのがポイント。伺った時期はメロンやバナナなどでしたが、冬〜春は苺が載るそう。生クリームの優しさやチョコレートレートの香ばしさなど、普通に見えて、丁寧さと安定の味わいが楽しめます。
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「釧路は地震が多いけれど、この建物は頑丈で大丈夫だね。特にここは地下だから余計頑丈なのかもしれません」と鈴木さん。そんな話を伺いながら、BGMは岸洋子さんのシャンソン(JAZZの事もあるそう)。
繁華街にありながら「仏蘭西茶館」だけは喧噪から離れた、静かでゆったりとした空気が流れています。


おいしかった!! ごちそうさまでした!!


仏蘭西茶館 (ふらんすさかん)
北海道釧路市末広町5-5 末広ビルB1F
0154-22-9666
11:00ごろ〜24:00
不定休

アーモンド・オ・レ 500円
チョコレートパフェ 600円


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