世界各地で安心感ただよう「一風堂」

随分前の話だ。今から40〜50年程前、世界各地で日式ラーメンブームが起こった。札幌にある製麺所の「西山ラーメン」が、世界中に麺を発送したのだ。それまでラーメンというのは中国の麺料理だと思われていたものが、日本スタイルのラーメンがあると知らしめることとなった。それが日式ラーメン。札幌の製麺店の世界戦略ゆえ、当然に札幌ラーメン、特に札幌味噌ラーメンが日式ラーメンとして長く君臨することとなった。
その後、特にアジア圏に熊本の「味千ラーメン」が大規模展開を行った。すると日式ラーメンは、トンコツラーメンとして認知されるようになった。それは欧米にも波及し、特に白濁したスープが世界中の人々に受け入れられやすい事もあり、トンコツラーメンは世界中で特に売れる日式ラーメンとなった。
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こちら成都でも、トンコツラーメンは人気だ。春熙路の交差点付近にあるIFSというショッピングモール。地上から地下へと続くエスカレーターを下りて行くと、ちょうど反対側に「一風堂」があった。日本の誇る上場系有名ラーメン店。
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上海でも「一風堂」は大評判だ。店舗の清潔感も素晴らしく、接客もきちんとしている。何より、味が日本と同様という凄さがある。こちら成都の店舗も、外観からして同様の素晴らしきオーラを放っている。
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いつも思うけれど、中国で日式ラーメンを食べているお客さんは、ほぼ100%中国人だ。年収から考えればけっして安い料理ではない。むしろ、換算すれば1杯約2000円くらい出している感覚。それでも20代の若者でもこぞって暖簾をくぐり、味わっている。さながら、僕らがちょっと贅沢をして「うな重」を食べている感覚だろうか。日式ラーメンは、ちょっとしたハレの日のごちそうなのだ。
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「白丸」が運ばれてきた。
日本の白丸と全く同じビジュアルだ。器も切り立ち型でスタイリッシュ。スープをレンゲでそっといただけば、やや爽やかさはあるものの、クリーミーな白濁スープは滋味あふれる味わいである。ヨーロッパ的な、スープパスタ的な印象すら醸し出している。麺も細いストレートタイプで、上質な味わい。するりとした舌ざわりとも相まって、成都というよりも福岡にいるかのような完成度だ。
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それは「赤丸」も、しかり。クリーミーなトンコツスープに、優しく添えられた辛味調味料。これが徐々に溶けるにしたがって、優しい甘さと深みが加わっていく。味のグラデーション、そんな言葉がふと脳裏をよぎった。決して辛いだけではない、一種の優しさも、一風堂の辛味調味料の良さ。
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おいしかった!! ごちそうさまでした!!



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