東京で習った本格二八蕎麦を隠れ家で提供


「隠れ家」そんな言葉がぴったりのお蕎麦やさんが、屋久島にあります。安房地区にクルマを走らせ、エコタウンあわほ(Aコープ安房店・安房漁協)の第2駐車場のある小路を進めば、民宿まんまるの約300m先。そこからさらに小路を曲がれば、まさかの場所に店舗が。
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木の温もりを全面に活かした一戸建てです。
なぜこの場所なのか?と思ったら、安房で探していたら不動産やさんにこの土地を紹介されたからだとか。
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ご主人の吉良和斗さんは高知県の出身。大学を卒業後、広島や東京で会社員をなさっていましたが、脱サラし、約11年前にご夫婦で屋久島へと移住なさいました。
「屋久島は新婚旅行で来た時から、いいところだなと思っていて、念願叶ったという感じです」と吉良さん。
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それにしても屋久島で蕎麦って珍しいですね。
「そうなんですよ、店舗を立てている時に、途中で棟梁さんに「島の人は蕎麦を食べないよ」と言われて、焦りました」
でも杞憂だったようです。11年ですから、地元の根強いファンの方も多いです。

メニューには正統派のそばが並んでいます。
その中から、「“やくとろ”のつけとろ」なるメニューを発見。
やくとろとは、期間限定販売の、屋久島特産の山芋とろろだそう。
というわけで、こちらをオーダー。
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「“やくとろ”のつけとろ」登場です。
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鹿児島産の蕎麦をゆっくりと石臼で挽いた蕎麦粉を丹念に手打ちなさっています。二八そばですね。風味も爽やかで、のど越しも良いです。
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こちらが、やくとろ。
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そばつゆを合わせて。
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屋久島で採れたサバを用いたサバ節、枕崎産の本枯れ節などを用いたつけ汁も秀逸で、このまま東京などでお店をなさっても、充分に高レベルな仕上がりです。
でも「脱サラ?」と思ったら、東京の「一茶庵」系列の学校で習ったのだそう。
あとは、やくとろの粘りともちもち感は噂通りで、蕎麦とよく絡みます。
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最後は、蕎麦湯でツユを割って、ごちそうさま。
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人気と評判だったので、営業開始の11時半を狙って訪れましたが、その後に続々とお客さんが。それも地元の方&観光の方の両方が。
屋久島で蕎麦、充分に満喫させていただきました。


おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!


きらんくや
鹿児島県熊毛郡屋久島町安房540-234
0997-46-4610
11:30〜14:30(14:00入店まで)
18:00〜21:00(20:00入店まで)
定休日:火曜日
“やくとろ”のつけとろ 1000円

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