フレンチ出身の2代めが作るボルガライス


小松空港からクルマで1時間弱。越前市の武生には珍しきご当地グルメが存在します。それが「ボルガライス」。オムライスの上にトンカツが載ったような料理で、昭和60年前後に誕生したのだとか。誕生の由来も料理名もいくつかの説があるようですが、今では約20軒で提供されています。任意団体の「日本ボルガラー協会」もあってPR活動などが行われていたりも。
a-huku0002


その中から今回は「ヨコガワ分店」へと伺いました。
a-yokogawa01


創業は約50前ですが、2010年に建て替えたのもあり、明るい雰囲気。
料理を作って下さったのは2代めの佐藤渉さん。東京新宿の小田急百貨店にあったフランス料理店で働き、実家に戻ってきたそう。創業者であるお父様、そして奥様などで切り盛りなさっています。
a-yokogawa02


洋食店ですので、洋食的なメニューがずらり。一見すると定番が並んでいるように見えますが、よく見ると「ボルガライス」の文字が。
a-yokogawa03


ボルガライスを提供なさっている各店舗にはポスターが貼られています。
イラストは武生のご出身である漫画家の池上遼一先生の作品。
a-yokogawa04


さっそく作っていただきました。流れるような一連の調理光景。
それにしても綺麗な厨房です。毎日の丁寧な後片付けの賜物。
目の前で調理して下さるライブ感も嬉しいです。
a-yokogawa05


そして完成です!
a-yokogawa06


上品にまとまったという第一印象。バランスの良さを感じます。
a-yokogawa07


まずは上に載ったトンカツを。
地元の豚肉を使用していて、豚肉自体の旨みが伝わってきます。
と共に、コクがあるのに意外とサクッとした衣にびっくり。油っこくない。
「ラード2:サラダ油1で合わせているんです」と佐藤さん。なるほど!
洋食ソースもいいですね。野菜や肉などで煮込んで作成した、爽やかなソース。もちろん無添加。
a-yokogawa08


続いて玉子に包まれたライスを。軽やかな味付けで食べやすく、トンカツとの相性もぴったり。個々が主張するというよりも、全体としての一体感を重視した作りになっています。
a-yokogawa09
a-yokogawa10


武生に来たら ボルガライス
おいしかった!! ごちそうさまでした!!


ヨコガワ分店 (よこがわぶんてん)
福井県越前市京町1-4-35
0778-22-7172
11:30〜23:00(22:30L.O)
定休日:火曜日
ボルガライス 930円

【福井編】目次へ戻る
http://hants.livedoor.biz/archives/52133099.html