フレンチ&イタリアン、2人の経験が地元で融合


JR山陰本線豊岡駅の西口より徒歩約3分。2018年6月に『EAT Food&coffee+Wine』はオープンしました。
a-toyo0801

a-toyo0802


店舗を切り盛りするのは、西浦優史さんと谷口忠広さん。
両者とも豊岡の出身。西浦さんはテレビ番組「料理の鉄人」に影響を受けて料理人を志し、神戸の調理師専門学校を卒業した後、養父市の『TANIGAKI』や豊岡市の『WOLF』などで働き、『WOLF』の場所を引き継ぐ形で独立しました。
谷口さんは銀座にあった小林幸司氏の『リストランテ エッフェ』(現在、小林氏は軽井沢で一日一組予約制の『フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ』を)などで働き、地元に戻って西浦さんと共に『EAT』を切り盛りなさっています。
a-toyo0803


西浦さんがフレンチ、谷口さんがイタリアンという2人の経験を活かした料理は、さらに手間を加えることで、より「料理」としての質を高めた一品。

しかも「食材の端から端までを使用する」「特に地域のものを使用する」というこだわりで、真剣に料理に向き合っています。

具体的には、懇意にしている農家さんのところを自ら回って旬の食材を仕入れたり。

そんな思いが詰まった「旬の鮮魚のプライパン焼き 魚介の濃厚なスープ仕立て」をいただきました。
a-toyo0804
a-toyo0805


今日の旬の鮮魚は、スズキです。
オイルはFrantoio del Grevepesa。グレーベペーサ協同搾油所のEXバージンオリーブオイル キャンティ・クラッスィコ D.O.P.ですね。
a-toyo0806

a-toyo0809


そこに魚介の濃厚なスープですが、これはフランスのブイヤベースの起源とも言われるイタリア・ナポリの「ズッパ・ディ・ペッシェ」という定番料理がベースに。
今の時期は松葉ガニが旬の時期ゆえに、知り合いの温泉旅館などから仕入れた松葉ガニの殻、そして有頭エビも加えて濃厚スープを作成しています。そのため甲殻類の良さというか有頭エビのみそも溶けこんだコク豊かなルウのようなスープも楽しめます。
a-toyo0807


さらに太くて甘味たっぷりの岩津ねぎなども。
a-toyo0808


さらにパンですが、出石の中務ファームの鴻巣25号という小麦粉を用いた自家製パン。
自家栽培のフェンネルも練りこみ、ハーブ的な風味も活かしています。
a-toyo0810


なにぶんオープンしてまだ半年ちょっと。いろんな形態を模索しつつの毎日。
今後は朝〜夕方まで、軽食、プリモ、セコンド、ドルチェと時間ごとに変わるスタイルにしようかとか、デリカテッセンも始めようかとか、いろいろ夢は膨らみます。
そうそう、コーヒーは今でも超こだわりあって、テイクアウトも。
料理とワインのペアリングも楽しそう。
a-toyo0811


なにはともあれ、今後もますます目が離せない『EAT』です♪


おいしかった!!
ごちそうさまでした!!


EAT Food&coffee+Wine (イート)
兵庫県豊岡市正法寺672-1
0796-23-1103
8:00〜18:00(になる予定)
2月から不定休(予定)
旬の鮮魚のフライパン焼き 魚介の濃厚なスープ仕立て 1450円

【兵庫・豊岡編】目次へ戻る
http://hants.livedoor.biz/archives/52139215.html