大正14年創業の大きな油あげを求めて、竹田に向かう


さまざまな名物料理のある福井県の中で、最近話題のひとつが油あげ。なにせ大きい。それを求めて山間の静かな村、丸岡町竹田にある『谷口屋本店レストラン』に向かいました。この辺りにはかつて、豊原寺という泰澄大師が開いたお寺があり、竹田の吉谷寺とあわせて白山信仰の拠点として大変賑わったそう。また福井北部は浄土真宗が盛んだったり、峠を越えたところが曹洞宗大本山の永平寺だったり。その精進料理で欠かせないのが大きな油あげだったそう。
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大正14年創業の『谷口屋』は、そんな竹田の地で油あげと豆腐の店として創業。しかも清らかな水がある地ゆえ、美味しい商品ができるというわけ。大きな油あげは、太白胡麻油を用いてじっくりと約1時間かけて低温&高温で二度揚げしています。こうすることで表面がカリカリ、中がふんわりとした独特の食感が生まれます。
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広々としたレストランでは、洒落たハッピを着て写真を撮ることも。まさにインスタ映えする1枚♪
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そんな良さがレストランで堪能できるのが「油あげ御膳」です。できたての大きな油あげはもちろん、豆腐や油揚げの煮物、あまからおあげ煮などを一度に味わえます。週末などは混むので、前日までにWebや電話で予約をするのが確実です。
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まずは豆腐を。そのまま、越前塩、あげステーキのたれなどで。
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次に油あげのあまから煮(生姜入り)を、ごはんと共に。
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豆腐や油あげのあまから煮を味わった後に、メインの油あげを。レストランでは出来立てが味わえます。まずは何もつけずに角の部分を。カリカリな食感は新感覚。次に塩や、大根おろし&あげステーキのたれで。
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精進料理として発達した油あげゆえに、丸ごと煮が基本形。現在はあまから煮やあげピザなど種類も豊富みたいです。
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店舗にはお土産コーナーも併設されていて、さまざまな商品が。豆腐や油あげの新たな可能性にも気づきます。
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こんなに真剣に油あげと向かい合ったのは初めてでした。
おいしかった!! ごちそうさまでした!!


谷口屋本店レストラン (たにぐちやほんてんれすとらん)
福井県坂井市丸岡町上竹田37-26-1
0120-58-2202 0776-67-2202
10:30〜15:00L.O(12月〜2月は11:00〜)
(売店は9:00〜17:30(12月〜2月は17:00まで)
定休日:火曜日(臨時休業あり)
油あげ御膳 1500円(税別) 

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