湧水の湧く「しまばら水屋敷」で「かんざらし」&招き猫


「かんざらし」をご存知でしょうか?
島原の名物で、白玉粉で作った小さな団子を「島原の湧水」で冷やし、蜂蜜、砂糖等で作った特製の蜜をかけたもの。
大正4年に入江ギンさんが始めた「銀水」が元祖と言われています(現在は「浜の川湧水観光交流館 銀水」として復活)。
島原では随所に湧水が湧くのもあって、美味しい一品ができるそう。
「この敷地からも湧いているんですよ」と「しまばら水屋敷」のご主人、石川俊男さん。
素敵な庭には澄みきった水が綺麗な池があり、亀や魚が泳いでいます。一日4000トン(50リットル/秒)も湧き続けているそう。
また、趣のある2階建ての建物は、以前にお婆さまが住まわれていたそうで、和風の1階が明治5年、洋風の2階が明治30年の建築という珍しき和洋折衷型。
もともとは島原の豪商「中山一族」が住まいとして建てた商人屋敷の離れだそう。
大広間でいただく「かんざらし」は、また格別です。
最高級もち米100%で、つぶが小さく食べやすいタイプ。湧水にさらしているため、柔らかさも。
甘さ控えめなのも良いですね。
ちなみに石川さんは日本招猫倶楽部の会員で収集家でもあり、特に2階には数多くの招き猫がいて、必見です!

かんざらし(440円)。柔らかい食感と、甘さ控えめのシロップで、後引く味わい
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中央街アーケード内。歴史を感じさせる外観や建物、庭は、まさに癒しの空間
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島原でも珍しき、毎秒50リットル湧き出る池のある庭園
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明治建築の一軒家の大広間は、眺めも良く、ゆったりとした時が流れている
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ご主人の石川俊男さんは、地元の出身。奥様と2人でかんざらしと水屋敷を切り盛り
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圧巻の招き猫たち。変わったタイプもあり、興味津々。9月29日は招き猫の日だそう
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しまばら水屋敷 (しまばらみずやしき)
長崎県島原市万町513
0957-62-8555
11:00〜16:30入店まで
不定休
かんざらし 440円(税込)

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