三次で約70年。やきとり「鳥小屋」の名物「とり足」

全国に個性派やきとり店が存在します。三次にも有名店「鳥小屋」があります。
創業は約70年前。現在は大岩豊さんが暖簾を守っています。

店舗は三次市役所の近くで、駅からだと徒歩10数分。なかなかの堂々とした店構えで、カウンターのほかお座敷、個室などが。時代の流れで、店内には自動の体温測定器、そして消毒スプレー、カウンターなどに透明のパーテーションも設置され、ソーシャルディスタンスも万全です。

大岩さんは大阪体育大学を出て地元で体育の講師をしていたそう。
「昼は先生、夜はやきとりを焼いていた」のですが、その後に調理師専門学校にも通い、講師をやめて正式に家業を継ぎました。

鶏は県北の親鶏を使用。岡山で加工されて、いわば“逆輸入的”に戻って来た鶏。

名物は「とり足」で、予め蒸して程度に脂を落として旨みを閉じ込めて、オーダーが入ってから焼き上げます。

ちなみに、炭は一度、日をおこせば長持ちする上土佐備長炭を用いています。

そして一興なのは串の味付けが基本的に塩のみ! 串自体も「かしわ」(鶏肉、正肉)は長ネギ入り、「もつ」は様々な部位、「かわ」は長ネギとキンカンが刺さっています。
わりと長めにじっくりと焼き上げるスタイルです。

鳥小屋 (とりごや)
広島県三次市十日市中3-13-5
082-462-2948
17:00〜22:30(22:00L.O)
定休日:日曜日
つきだし 300円
とり足 700〜800円
かしわ 150円
もつ 150円
かわ 150円
(いずれも税込)


名物の「とり足」。骨付きの親鶏のももで、噛めば噛むほど味が出る
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創業約70年。左の扉はカウンター、右はお座敷や個室に繋がる
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店主の大岩豊さん。午前中から帳簿、仕入れ、14時から仕込みと忙しい
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カウンター前には仕込まれた串類がずらり。丁寧な仕事ぶりが伺える
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メニューも豊富。串類から鶏料理のほか、野菜、イカ、ご飯物なども
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「かしら」「もつ」「かわ」。良く焼き派で、基本的には塩だがタレも用意
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