創業は昭和２８年。もう５０年くらい続いているラーメンやさんです。もともと江口さんが始めて、今は息子さんがついでいます。でも、主にお店を任されているのは、もう何十年もここで働いている井上修さん。１１時の開店よりちょっと前についたらお店のドアや窓をせっせと拭くスタッフの女性（年配）が。
「こうやって、毎日拭かないと汚れちゃうからねー」。店内は古いけれど清潔に保たれているのは、こうした毎日の積み重ねのおかげでしょう。
ラーメンは４００円。イマドキ、この低価格。やや黒ずんでいる麺は、自家製。ワンタンの皮も全て手作り。すっきりとした醤油ラーメンに、もぞもぞとした、そばのような香りと食感の麺がなんとも不思議です。
これから先、あとどのくらい、江ぐちはあるのでしょう。井上さんが引退したら、もう終わっちゃうんでしょうか。そうなったらとても悲しいです。
でも、今はまだ「江ぐち」は健在です。もしまだ行ったことがない人がいたら、今のうちに、ぜひぜひ♪
