謎多きボルガライス。ただひとつ言えるのは、美味♪


さて、最終日2軒めをめざし、またクルマは走ります。

福井にも様々なご当地グルメが存在します。
前述の「おろしそば」「ソースかつ丼」をはじめ、各地で花盛り。

その中で、妙に僕が気になっていたご当地グルメ、それが、ボルガライスです。
ネーミングからしてどんな料理なのか良く分かりません。そういえば、中学の友達だったヤツの、その友達が、東京は芝公園でボルガっていうロシア料理店の息子でした。お店、無くなっちゃった。彼は今、どうしてるんだろう。それとボルガライスは、たぶん、関係ないかな(汗)

いろいろ調べていくうちに「ボルガライス」は越前市の武生のご当地グルメだという事が分かりました。

で、さらに調べたら、日本ボルガラー協会というのもありました。ボルガライスを愛する人たちの集まりみたい。ステキだ♪
volga-rice.jimdo.com/

それを求めて、クルマを走らせたわけです。

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到着したのは「カフェ ド 伊万里」。こちらが元祖という説がある1軒。
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天井が高く、ゆったりとした雰囲気に包まれた、カフェレストラン。

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店内に入れば、真っ先に目に飛び込んできたのが「ボルガライス」のポスター。
「男組」などで知られる漫画家、池上遼一先生が描いています。
というよりも実はこちらのお店を切り盛りする奥野行子さんは、池上先生の妹さん。

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「カフェ ド 伊万里」は昭和61年の創業なので、もう27年くらいになりますね。
東京で修業を積んだコックさんに料理を教わったそうで、そのうちのひとつが「ボルガライス」だったとか。
残念ながらそのコックさんは35歳で亡くなってしまい、ボルガライスの由来を聞く事ができなくなりました。

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「でも、まかないで食べていた料理みたいですよ」と、奥野さん。

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さて、運ばれてきました。
噂では、オムライスにとんかつが載っていると聞いていたのですが、違いますねー。
塩、胡椒も加えたケチャップライスに、卵。その上にフライパンで揚げたポーツカツを載せて、特製のデミグラスソースをかけて、完成!

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このデミグラスソースがほんのりとろみがあり、ほんのり甘みがあって、特に美味。
ベーコンやマッシュルーム、ニンジン、ピーマンなどを煮込んで作るそう。

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ポークカツもオーダーを聞いてから切って、調理するため、出来立てで美味。

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ライスも福井のこしひかりだそうで、これまた美味。

それらが一心同体となって、ひとつの皿の中にまとまっているわけ。結構なボリューム。でも、どんどん食べ進んでいっちゃう。そして、また食べたくなっちゃう、不思議なリピート感!

いや〜、これもおいしいですねぇ。
しかも、謎めいているところも、逆にいいかも。
今では、10数店舗で提供されているそうで、各店舗とも独自の味を追求しています。

おいしかった!
ごちそうさまでした!


カフェ ド 伊万里
福井県越前市新保2−2−2
0778−23−4845
8:00〜18:00
水曜日
ボルガライス 800円


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