「支那そば」と「かつ丼」両方味わうのが正解♪


おはようございます!
岡山グルメ旅、いよいよ3日め、最終日。まだまだ魅惑のグルメが残っています♪

岡山にはラーメン店が多いです。県内には約500軒。西端の笠岡市には「笠岡ラーメン」というご当地ラーメンがありますが、他は主だった系統というものが無く、それが却って様々な方向に向かわせるプラス要因となっています。
岡山市内にも歴史ある店舗が幾つも存在します。富士屋、天神そば、やまと……。

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その中で一軒だけご紹介。今回向かったのは、「だてそば」です。

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「だてそば」は北区の表町に店を構えています。
百貨店「天満屋 岡山店」(いわゆる天満屋本店)の東南、すぐ。
繁華街の一画ともいえる地。ここで創業して、もう60年以上。今は2代目の伊達温子さんを筆頭に従弟やスタッフの方々で切り盛り。年季の入った店内に見えますが、実はここ、ビルの1階。もともと1軒家だったのを改築したときに、その雰囲気を再現したというわけ。調度品も当時のものがたくさん。

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珍しいのは「支那そば」(いわゆるラーメン)と「かつ丼」が2枚看板な点。
もともとは寿司店を営んでいたお父さんが体が弱く、途中でお母さんも作れるようにと大衆食堂に切り替えたのがスタートのきっかけだそう。当時はカレーがあったり、ばら寿司があったり、かき氷があったりしたそうですが、だんだんと少なくなり、今のスタイルになっていったとか。

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まずは「支那そば」600円を頂きました。

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スープを味わえば、鶏がらなどの動物系のコクに加えて、ふわりと魚介ダシの良い香りも伝わってきます。これは、鶏がらなどの動物系と、昆布やかつおなどの魚介系のスープを別々に取って合わせる、いわゆるダブルスープ方式だそう。
ほんのりと甘めな口あたりなのは、使用している倉敷の醤油が甘めだからとか。

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そこに、細めのプルンとした麺。量が多めで、案外と食べごたえがあります。

そして2枚看板のうちの、もうひとつである「かつ丼」800円も!

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オーダーが入る毎に、目の前の厨房でラードを用いて揚げられていきます。ジュワーっと音を立てながら。そして美味しそうな香りを漂わせながら。

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と思っていると、生卵とお新香が運ばれてきました。

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そして、「かつ丼」登場!

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上にかかっているのがデミグラスソース(ドミグラスソース)。実はこれ、岡山名物の「かつ丼」。元祖は「味司野村」という日本料理店が創業時の昭和6年から提供していたもので、いつしかそれが「デミカツ丼」(ドミカツ丼)として市内に広まり、名物となっていきました。
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「だてそば」では、ラーメンスープにウスターソースなどを合わせてルウを作り、それを仕上がったかつ丼の上から、たら〜りとかけるタイプ。

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肩ロースの豚肉にパン粉をつけて香ばしく揚げられたかつと、ほんのり酸味も活きるソースが絶妙のバランス。味わうほどに嬉しさがこみ上げてきます。

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さらに途中で生卵を載せて味わえば、甘みもプラス。味の変化も楽しめます。

「支那そば」「かつ丼」両方を食べたいけれど量が多いので、という方のために、「だてそば」では様々な両者の組み合わせメニューが。
「そば定食」1100円は、並支那そばと小さいかつ丼のセット。
「かつ丼定食」1200円は、並かつ丼と小さい支那そばのセット。
「半々定食」1000円は、小さい支那そばと小さいかつ丼のセット。
優しさ溢れる、なんとも嬉しい1軒なのでした♪
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おいしかった!!
ごちそうさまでした!!

だてそば
岡山県岡山市北区表町2−3−60
086−222−6112
11:30〜19:00(L.O)
月曜11:30〜16:00(L.O)
定休日:火曜、水曜(祝日の場合は営業)
支那そば 600円
かつ丼 800円

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