帯広で洋食を作り続けて40余年


北海道は開拓地ゆえ、歴史としては、そこまで古くは無いです。でも、すでに100年以上の時を刻んでいるゆえに、飲食店としては全国的にみても老舗クラスのところがたくさん。特に帯広は人口約16万人の、北海道の中でも中核都市。様々な美味しいグルメが味わえます。
さて、今夜は、洋食とまいりましょう!

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帯広の有名な菓子店「六花亭」。
「マルセイバターサンド」が一番有名でしょうか?他にも洋菓子、和菓子、焼菓子など種類豊富。「サクサクパイ」は本店くらいしか販売していないので、これを目当てに訪れる方も多いみたい。
http://www.rokkatei.co.jp/

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その2階に「レストランホーム」が、あります。
以前は別の場所にありましたが、近くのこちらへと移ったそう。
エレベーターで上がっていくと、エントランスが。

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ちょっと驚いたのは、ごあいさつに伺ったら、シェフが井出宏子さんという女性の方で。確かに女性店主の飲食店さんは多いですが、このような正統派というか、やや広めのところは、男性のオーナーシェフが通常だったので。
でも伺えば、お父様が北海道は札幌、定山渓温泉の「章月グランドホテル」で料理人として働き、帯広の洋食の元祖といわれる「ドラゴン」を手伝った後に、1972年に独立したのが最初だとか。今でもご両親らと一緒にお店を切り盛りなさっています。娘さんが継いでくれるというのもいいですね〜。
なので、店内もアットホームな優しさが。

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ちなみに随所に飾られている絵画も、宏子さんが書いたそう。

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まずは十勝ワインを頂きましょう。
「清見」「峠」「ツバイゲルト」「凋寒(セイオロサム)」など銘柄がいろいろありますね。

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「清見」は、池田町で選抜育成された 醸造用品種「清見」を使用し、発酵終了後、フレンチオーク樽で1年間じっくり熟成させて ビン詰めしたワイン。力強い酸味と軽爽な味わい。

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「特製 十勝ビーフシチュウ」をいただきました!
おお、これぞ正統派と呼ぶにふさわしきコスチューム。

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じっくりと時間を重ねて誕生したデミグラスソースは、濃厚ではなく、あくまでバランスのよい爽やかな「粋」をも感じる仕上がり。ちなみに夏はややサラリと、冬は濃いめに、と、季節によって調節をしているそう。
主役のビーフも十勝産の赤牛と呼ばれる、十勝和牛の黒毛を用いているそうで、こちらも4〜5時間かけて煮込むので、柔らかさとコクが秀逸。あつあつ鍋で、ふわりと優しい甘さも伝わり、後引く味わい♪
さらに十勝ならではの野菜も活き活きと輝いていますね。

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十勝産の、とら豆。

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マッシュルームは十勝マッシュと呼ばれる銘柄だそう。

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他にもサラダや、

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パンも付きます♪
パンは十勝産の小麦粉を使用していて、特に丸い形のものは特注で作ってもらっているとか。

「帯広は水もおいしいんですよ」と宏子さん。特にこの場所は良いのだとか。それも料理の美味しさに反映しているのでしょう。

おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!


レストランホーム
北海道帯広市西2条南9丁目 六花亭本店2F
0155−21−2918
11:30〜15:00(14:30L.O) 17:00〜21:00(20:30L.O)
定休日:木曜日(祝日の場合は営業)
十勝ワイン 清見 5250円
特製 十勝ビーフシチュウ 1790円

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