別府についたら、とり天を食べよう♪


羽田空港から飛行機で1時間ちょっと。九州の東側に大分県はあります。
環境省の調べでは、温泉の源泉数(4,538ヶ所)、湧出量(291,340L/分)ともに日本一。中でも特に有名なのは別府温泉。
今回の旅は、別府市からスタートです!

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大分というと「大分ラーメン」「佐伯ラーメン」「だんご汁」「やせうま」など様々なご当地名物料理がありますが、最近、特に注目されているもののひとつが「とり天」。
実は私、数年前に大分が本社の有名ファミレス『ジョイフル』を徹底解剖した、その名も『ジョイフル探検隊』という本を出版させて頂いた事がありました。
なので大分には相当、通ったりしていたのですが、「とり天」に最初に出会ったのも『ジョイフル』のメニュー。個人的にはとても親近感のあるご当地名物料理です。

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その「とり天」の元祖とも言われているのが、大正15年創業の、こちら『東洋軒』。

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初代の宮本四郎さんは、茨城県出身で、東京にあった老舗西洋料理店『東洋軒』で修業を積み、帝国ホテルなどを経て、別府の「亀の井ホテル」総料理長に就任し、独立したそう。

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なんでも、大分県初の本格レストランだったとか。今は、孫である、三代目の宮本博之さんが切り盛りしています。

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それにしても老舗らしからぬ、近代的な店舗です。
伺えば「もともとは流川の中浜通りにあり、平成7年に移転した」そう。なるほど。

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さて、元祖と噂される「とり天」を。ありました。「本家とり天定食」1300円。

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待つ事、暫し。運ばれてきました!
おお、想像していたよりもたくさんのとり天が!

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「そのまま召し上がっても、おいしいですよ!」と仰るので、まずは、そのまま。
お! 甘めの特製醤油とニンニク、ゴマ油で味付けしたあとに揚げているので、確かにこのままでも風味があり、おいしいですね。
新鮮な朝採り卵と小麦粉や片栗粉を配合した衣で、じゅわっと揚げるため、ふわふわではなく、思いのほかしっかりサクっとした食感。

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カボスを絞れば、柑橘系の爽やかさが加わります。

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そして定番のポン酢醤油&練り辛子。
これでさっぱりと。

ごはん、卵スープ、お新香つき。

「祖父が、もともと中華料理にあった鶏の唐揚げを、もっと食べやすくしようと、そぎ切りにして和風仕立ての天ぷらにして、メニュー化したらしいです」と宮本さん。
確かに当時はブロイラーが無い時代。地鶏を柔らかく食べやすくしようという発想だったのですね〜。
そして今では、大分県民のソウルフード♪

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それにしても宮本さんは真面目な方です。
ちょこっと厨房を拝見させて頂きました。
これは、カレーのルウを作るためにオーブンで焼いている途中の図。


おいしかった!! ごちそうさまでした!!

レストラン 東洋軒
大分県別府市石垣東7−8−22
0977−23−3333
11:00〜15:00(14:30L.O)
16:30〜22:00(21:30L.O)
土日11:00〜22:00(21:30L.O)
無休
本家とり天定食 1300円


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