地元のファンも多い味噌煮込みうどん
名古屋の有名ご当地麺料理には様々なものがありますが、
「味噌煮込みうどん」もそのひとつ。
古くは愛知周辺の郷土料理で、大正時代から続く店舗なども。
名古屋の方なら誰でも知っている名物麺料理なので、当然に扱っている店舗の数も多いです。
そんな中、観光客はもちろん、地元の方々にも特に人気の1軒、『まことや』へ向かいました。
店舗は、地下鉄川名駅より南へ徒歩約10分。
通り沿いで駐車場も広めですが、店舗自体は1軒家。ぽつんと佇んでいます。
店内に入れば、カウンターとテーブル席、そして小上がり。
典型的なうどん店といった様相で、古さはありますが、清潔感も漂っています。
「もともとは昭和30年ごろに公設市場でうどんを販売していたのが、最初です」と、娘婿の横井宏幸さん。
創業者は山本誠さん。昭和49年に当店を建て、オープンしたそう。
メニューを拝見しましょう。
……、安い!!
「みそにこみ」735円。
味噌煮込みうどんは、レギュラーでも1000円を超えるところが多いので、ちょっと驚き。
そこで、せっかくなので、全部のせ的な「親子みそえび」を。それでも1103円。
しばらくして「親子みそえび」が、定番である土鍋に入ったスタイルで、ぐつぐつと音をたてて、登場しました。
よく、他店では蓋があります。しかも穴のあいていない蓋が。
それを器代わりにして味わうために、穴があいていないと言われています。
でも、こちらには蓋がありません。そのかわり、ちゃんと器がついてきます。
「だって、蓋で食べるより、器のほうがいいでしょ?」と笑う横井さん。
確かに、そうですねぇ♪
“親子”の親である、鶏肉。
子である、生卵。
大ぶりの、えび天。
お決まりの姿である味噌煮込みうどん全部のせに、登場した瞬間から大満足!
汁をいただけば、赤味噌の香ばしさが広がります。
苦みがないのは、八丁味噌ではなく、帝國醸造の豆味噌を使用しているからだとか。
帝國醸造といえば、名古屋市内で唯一残る醸造所。木桶で醤油を作っていたりと、今でも伝統を守る蔵元です。
そこに、やはり名古屋市の太田屋のかつおぶしで採っただし。
ほんのりとした甘味は、昆布ではなく、九重みりん。
なんとも、雑味の無い、すっきりとした汁です。
そして、麺。
これが、もう、手打ちの良さが前面に出た仕上がり。
大正6年創業の老舗製粉会社、愛知は蒲郡『金トビ志賀』の「かもめ」を用いた、太くて厚みのある手打ち麺。
実は、味噌煮込みうどんの麺は、ぐつぐつと煮込むだめに、塩が入っていないのも特徴のひとつ。
小麦粉の風味もただよい、適度なコシをもった麺。麺そのものがおいしい!!
「先代の気持ちを忘れずに、お客様に感謝して、日々、続けていっています」と横井さん。
素敵なうどん店でした。帰り道に、また食べたくなっちゃう!!
おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!
まことや
愛知県名古屋市昭和区壇渓通4−14
052−841−8677
11:00〜20:30
定休日:金曜日
親子みそえび 1103円
【名古屋編】目次へ戻る
http://hants.livedoor.biz/archives/51967330.html
名古屋の有名ご当地麺料理には様々なものがありますが、
「味噌煮込みうどん」もそのひとつ。
古くは愛知周辺の郷土料理で、大正時代から続く店舗なども。
名古屋の方なら誰でも知っている名物麺料理なので、当然に扱っている店舗の数も多いです。
そんな中、観光客はもちろん、地元の方々にも特に人気の1軒、『まことや』へ向かいました。
店舗は、地下鉄川名駅より南へ徒歩約10分。
通り沿いで駐車場も広めですが、店舗自体は1軒家。ぽつんと佇んでいます。
店内に入れば、カウンターとテーブル席、そして小上がり。
典型的なうどん店といった様相で、古さはありますが、清潔感も漂っています。
「もともとは昭和30年ごろに公設市場でうどんを販売していたのが、最初です」と、娘婿の横井宏幸さん。
創業者は山本誠さん。昭和49年に当店を建て、オープンしたそう。
メニューを拝見しましょう。
……、安い!!
「みそにこみ」735円。
味噌煮込みうどんは、レギュラーでも1000円を超えるところが多いので、ちょっと驚き。
そこで、せっかくなので、全部のせ的な「親子みそえび」を。それでも1103円。
しばらくして「親子みそえび」が、定番である土鍋に入ったスタイルで、ぐつぐつと音をたてて、登場しました。
よく、他店では蓋があります。しかも穴のあいていない蓋が。
それを器代わりにして味わうために、穴があいていないと言われています。
でも、こちらには蓋がありません。そのかわり、ちゃんと器がついてきます。
「だって、蓋で食べるより、器のほうがいいでしょ?」と笑う横井さん。
確かに、そうですねぇ♪
“親子”の親である、鶏肉。
子である、生卵。
大ぶりの、えび天。
お決まりの姿である味噌煮込みうどん全部のせに、登場した瞬間から大満足!
汁をいただけば、赤味噌の香ばしさが広がります。
苦みがないのは、八丁味噌ではなく、帝國醸造の豆味噌を使用しているからだとか。
帝國醸造といえば、名古屋市内で唯一残る醸造所。木桶で醤油を作っていたりと、今でも伝統を守る蔵元です。
そこに、やはり名古屋市の太田屋のかつおぶしで採っただし。
ほんのりとした甘味は、昆布ではなく、九重みりん。
なんとも、雑味の無い、すっきりとした汁です。
そして、麺。
これが、もう、手打ちの良さが前面に出た仕上がり。
大正6年創業の老舗製粉会社、愛知は蒲郡『金トビ志賀』の「かもめ」を用いた、太くて厚みのある手打ち麺。
実は、味噌煮込みうどんの麺は、ぐつぐつと煮込むだめに、塩が入っていないのも特徴のひとつ。
小麦粉の風味もただよい、適度なコシをもった麺。麺そのものがおいしい!!
「先代の気持ちを忘れずに、お客様に感謝して、日々、続けていっています」と横井さん。
素敵なうどん店でした。帰り道に、また食べたくなっちゃう!!
おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!
まことや
愛知県名古屋市昭和区壇渓通4−14
052−841−8677
11:00〜20:30
定休日:金曜日
親子みそえび 1103円
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