久々に広島の麺料理本『広島 仁義あり、麺々』を眺めています。

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広島のタウン誌さんが発行してたムック本なんですが、
僕はこの本が日本屈指のラーメン本(麺料理本)だと思っています。

取材拒否で有名な、つけ麺の元祖「新華園」が載ってたり、今は亡き「陽気」のお母さんや旦那さんも写ってたり、写真自体が綺麗で撮り方も斬新というのもありますが、文章自体の深みが違う。
きちんと取材をして、それをきちんと長い文章で、紹介している。

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今やブログ全盛で、とても素晴らしいラーメンなどの感想を書かれる方がとても多く、僕自身も勉強になりますが、本とブログの決定的な違いは、取材をしているか、していないか。
商売として生き残るには、そこをきちんとしていかないと、と、この本を見るたびに、反省します。


とはいえ難しいのが、きちんと長い文章で紹介するよりも、写真メインでパーン!みたいなグルメ本のほうが売れたりするのが現実だったりも、します。
もっと言えば、写真や文字なんていらない。全部マンガにしたほうがいいんじゃないの?という流れもあります。
考えれば考えるほど、よく分からなくなります。どうしたもんかなー。。

それはともかく、この本が出たのがつい最近と思っていたら、もう10年以上前でした。
月日の経つのは早いものです。
試しに『萬来軒』のご主人を本と先日撮ったのとで比べてみました。
あ、やっぱり、時が経ってる(^▽^;

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