明治創業の豆腐店が作る茶屋の丼
大阪空港(伊丹空港)から高速バスに乗る事、約1時間。
商業都市の色濃い大阪から、徐々に近づくにつれ、観光的な雰囲気も漂わせる寺院が増え、真言宗総本山である東寺(教王護国寺)の黒々とした五重塔が見えてくれば、もう、到着は目前です。いわずもがな、京都です。794年に平安京が首都となってから、実に1220年。JR京都駅南口のバスターミナルに降り立った瞬間、日本の歴史が四方八方から押し寄せてくる、そんな高揚感がこみ上げてきます。
今回のグルメ旅は、北野天満宮の門前にある『とようけ茶屋』からスタートです。
北野天満宮は、京都市上京区にあり、福岡の大宰府天満宮とともに、天神信仰の中心。菅原道真公を祭り、天暦元年(947年)に創建されました。

その門前にある3階建て。茶屋と書かれていますが、一階ではお豆腐が売られています。
実は、こちら、北野・下の森商店街にある、明治30年創業のお豆腐やさん『とようけ屋山本』の直営店舗なのです。



もともと北野・下の森商店街が、北野天満宮の参道だったそう。西陣の台所とまで言われた所だそうで、その地で由緒あるお豆腐やさんなのですが、ある時、修学旅行生らに「お豆腐は、ここで食べられますか?」と聞かれるようになり、ならば、「湯豆腐なら提供できるかな」と、平成4年に、お昼どきのみ提供できる店舗を構えたのだとか。
ちなみに、ここは天満宮の、二の鳥居があった場所だそう。

店内は1階〜3階まであります。

メニューも、豆腐の良さが活きる、様々なタイプがあります。
あくまで料亭ではなく、「豆腐やさんがお茶屋で提供する料理」がコンセプト。
そこで「生ゆば丼」。
もちろん手作りの生ゆばを煮て、葛を引いています。
熱々なので、それをフウフウ、ハフハフいいながら、いただきます。
優しいゆばの舌触りと、ふっくらごはんが、程よいバランス。
もっと、京都のイメージでは、はんなりとした風味なのかなと思いきや、意外にも、やや濃いめの味付けになっていて、インパクトがあります。
そこに、生姜と刻みみつばの風味が、爽やかに効く一品。



店名を冠した「とようけ丼」。
こちらは、豆腐や刻み油揚げの甘煮、椎茸、九条ねぎを煮込んだ丼です。 しいたけや油揚げから出汁が出るので、けっこう深みがありますね。というのも、油揚げは、菜種油で揚げているので、けっこう出汁がでるのだとか。こちらもやや濃いめの味付けで、七味唐辛子がぴったり♪
(京都では炊くときに野菜と一緒に炊くので、より出汁感が出るのだとか)



ふと見ると、京都の日本酒である、佐々木酒造の「聚楽 蔵出原酒」や招徳酒造の「純米吟醸 しぼりたて」を販売なさっていることに気づきました。特に佐々木酒造は同じ上京区で、俳優の佐々木蔵之介のご実家という事でも有名です。



おいしかった!! ごちそうさまでした!!
とようけ茶屋
京都府京都市上京区今出川通御前西入紙屋川町822
075−462−3662
飲食11:00〜15:00
売店10:00〜18:30
定休日:木曜日(25日営業、月1回不定休)
生ゆば丼 860円+税
とようけ丼 700円+税
聚楽 蔵出原酒 1300円+税
純米吟醸 しぼりたて 1500円+税
【京都編】目次に戻る
http://hants.livedoor.biz/archives/52002523.html
大阪空港(伊丹空港)から高速バスに乗る事、約1時間。
商業都市の色濃い大阪から、徐々に近づくにつれ、観光的な雰囲気も漂わせる寺院が増え、真言宗総本山である東寺(教王護国寺)の黒々とした五重塔が見えてくれば、もう、到着は目前です。いわずもがな、京都です。794年に平安京が首都となってから、実に1220年。JR京都駅南口のバスターミナルに降り立った瞬間、日本の歴史が四方八方から押し寄せてくる、そんな高揚感がこみ上げてきます。
今回のグルメ旅は、北野天満宮の門前にある『とようけ茶屋』からスタートです。
北野天満宮は、京都市上京区にあり、福岡の大宰府天満宮とともに、天神信仰の中心。菅原道真公を祭り、天暦元年(947年)に創建されました。

その門前にある3階建て。茶屋と書かれていますが、一階ではお豆腐が売られています。
実は、こちら、北野・下の森商店街にある、明治30年創業のお豆腐やさん『とようけ屋山本』の直営店舗なのです。



もともと北野・下の森商店街が、北野天満宮の参道だったそう。西陣の台所とまで言われた所だそうで、その地で由緒あるお豆腐やさんなのですが、ある時、修学旅行生らに「お豆腐は、ここで食べられますか?」と聞かれるようになり、ならば、「湯豆腐なら提供できるかな」と、平成4年に、お昼どきのみ提供できる店舗を構えたのだとか。
ちなみに、ここは天満宮の、二の鳥居があった場所だそう。

店内は1階〜3階まであります。

メニューも、豆腐の良さが活きる、様々なタイプがあります。
あくまで料亭ではなく、「豆腐やさんがお茶屋で提供する料理」がコンセプト。
そこで「生ゆば丼」。
もちろん手作りの生ゆばを煮て、葛を引いています。
熱々なので、それをフウフウ、ハフハフいいながら、いただきます。
優しいゆばの舌触りと、ふっくらごはんが、程よいバランス。
もっと、京都のイメージでは、はんなりとした風味なのかなと思いきや、意外にも、やや濃いめの味付けになっていて、インパクトがあります。
そこに、生姜と刻みみつばの風味が、爽やかに効く一品。



店名を冠した「とようけ丼」。
こちらは、豆腐や刻み油揚げの甘煮、椎茸、九条ねぎを煮込んだ丼です。 しいたけや油揚げから出汁が出るので、けっこう深みがありますね。というのも、油揚げは、菜種油で揚げているので、けっこう出汁がでるのだとか。こちらもやや濃いめの味付けで、七味唐辛子がぴったり♪
(京都では炊くときに野菜と一緒に炊くので、より出汁感が出るのだとか)



ふと見ると、京都の日本酒である、佐々木酒造の「聚楽 蔵出原酒」や招徳酒造の「純米吟醸 しぼりたて」を販売なさっていることに気づきました。特に佐々木酒造は同じ上京区で、俳優の佐々木蔵之介のご実家という事でも有名です。



おいしかった!! ごちそうさまでした!!
とようけ茶屋
京都府京都市上京区今出川通御前西入紙屋川町822
075−462−3662
飲食11:00〜15:00
売店10:00〜18:30
定休日:木曜日(25日営業、月1回不定休)
生ゆば丼 860円+税
とようけ丼 700円+税
聚楽 蔵出原酒 1300円+税
純米吟醸 しぼりたて 1500円+税
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