寿司店が人気の秘訣は、鮮度+仕事ぶり


北九州市のグルメ旅、2日めも、徐々に暗くなってまいりました。
今宵もJR小倉駅からほど近い場所で、美味なる料理を満喫することに致しましょう。

というわけで、訪れたのが、『嶋鮨』
モノレール「平和通」駅からもすぐの便利な立地。
というよりも鍛治町という繁華街の中で、黒を基調とした木の温もりが活きた外観が、一際目立っています。

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店内のカウンターも、銀杏の分厚い一本木で、寿司店的な雰囲気にぴったり。

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ご主人の嶋田節男さんは、中学卒業からずっと寿司店で修業を積んだ、生粋の「寿司職人」。
最初は栄町でカウンター6席程度の小さな店舗を始めて、19年前にこちらへ移転したそう。

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まずは、お酒をいただきましょう。
「飄々 黒帯」 石川県の日本酒ですね。純米吟醸。
まろやかにして、キレが良い。

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そして、お寿司を。

いさき(萩) かぼすで味わいます

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いか(玄海) 丁寧な仕事がなされていますね

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ひらめ(玄海)

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まぐろ  これは築地から

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蒸しあわび (玄海)

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鯵(玄海) これも、かぼすで

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うに (萩)  萩でも採れるんですね!

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クルマ海老 (中津)

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など、12貫で、6000円+税。お得です! これだけの鮮度のを東京でいただいたら、2倍以上かなぁ。江戸前寿司ですね〜。

シャリのあんばいが、いいんです。
伺えば、新潟米と佐賀米のブレンド。しかも新米と古米のブランド。
硬めの仕上がりで、いわゆる「シャリが立つ」タイプ。
酢も、米酢だけじゃなく、少量ですが赤酢も加えているそう。寿司本来の手法ですねー。
甘くないので、魚の旨みが良く分かります!

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「でも、難しいのは、北九州は魚が美味しいので、単に美味しいだけじゃ、お客様が満足しないんですね」と嶋田さん。
確かに、スーパーで買っても美味しいので、家でも美味しい海産物が食べられてしまう。なので、どのくらい「仕事をするか」にかかっているという、真剣な世界。

「一方的に押し付けるのでもダメなんです。お客様に合わせるというのもこころがけています」

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正直なところ、事前情報では、競馬の有名な騎手さんも懇意になさっているというので、高級&格式高い怖い寿司店かと思いきや、とてもアットホームな雰囲気で、しかも思ったよりもずっとリーズナブル。
人気が出るのも頷ける、そんな1軒でした。

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おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!


嶋鮨(しまずし)
福岡県北九州市小倉北区鍛治町1−2−8
093−522−6234
18:00〜23:00くらい
定休日:日曜、祝日
飄々黒帯 グラス 700円+税
おまかせ寿司12貫 6000円+税

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