自社工場の、真剣さがみなぎるうどん店
博多に次ぐ、福岡県第二の都市、小倉。
というよりも、福岡市と、小倉のある北九州市は、同じ県とは思えない独特の個性を放っています。しかも、北九州市ももともと江戸時代はは、門司区、小倉北区、小倉南区の全域と、八幡東区の東半分は豊前国、八幡東区の西半分と八幡西区、若松区、戸畑区の全域は筑前国と、国が分かれていましたから、さらに市内でも個性炸裂。
そんな地で、北九州空港に降り立った僕が、真っ先に向かったのが
『資さんうどん』(すけさんうどん)の本店。

こちらは北九州の人なら誰でも知っていると言われる超人気うどん店です。
実際に僕の北九州出身の友人(現在は東京在住)も、地元に帰った時には、家に帰る前にまず『資さんうどん』へ寄るというほど、大評判。僕も、何度も伺った事がありますが、実は本店は、初なので、とてもワクワクして訪れました♪

創業は、昭和51年(1971年)。現在の会長である大西章資さんが、戸畑で開店したのが始まり(1号店は道路拡幅のために、今は無いそう)。
『資さんうどん』って、24時間営業なんですね。これは創業当時からだそう!
ちなみに現在は38店舗もあるそう!!
本店は、小倉南区上葛原にあります。大きな自社ビルの1階。本社もこちらで、裏が工場になっていて、そちらで、うどんなどを自社製造なさっています。
僕が本店に伺ったのは、午前10時半ごろ。
ちょうどアイドルタイム的な、一瞬。その後、続々とお客様が入店なさいます。
テイクアウトもあるので、購入して、職場や家で味わうのもいいですね!


今回いただいたのは「肉&ゴボ天」。うどん、そば、細めん(さいめん)から選べますが、うどんで。彩りも、美しいですね〜♪ おいしさが“顔”に表れています。
麺をすすれば、表面がフワッと柔らかく中心はほどよく歯ごたえがのこるもちもち麺。自家製うどんは、九州では珍しく、讃岐うどんの流れを汲み、程よく、九州的に柔らかめにアレンジ。いわゆる福岡の柔うどんよりも歯ごたえがあり、本場の讃岐うどんほど固くない、資さんオリジナルのうどん麺。これが一番の、評判の理由。

そして、だしも秀逸。鯖とうるめの削り節と昆布、椎茸、さらに風味を引き出すために、追い鰹をし、厳選した薄口醤油を使用。全店舗、店内でだしをとっています。
やや甘めの仕上がりなんですが、これが、後引く味わいなのです。

そこに、甘辛く煮込んだ牛肉、玉ねぎ。
この旨みが徐々にだしに加わっていき、さらに深みが増していきます。

さらに、サックサクの“ゴボ天”。名物のスティック状ゴボ天。
基本的に、揚げたてごぼうが載るので、熱々で、香ばしい!!

しかも、かまぼこも自家製で、スケソウダラの高級すり身を使用。“資”の文字が入っていますが、これは「資」の形の金型に、紅色に着色した魚のすり身を入れて、蒸しあげて作るのだとか。

ちなみに卓上には、とろろ昆布や壺漬け、一味唐辛子、天かすなどが置いてあり、味の変化も楽しめます。特にだしが少し甘めなので、とろろ昆布のしょっぱさがぴったり合いますね〜♪


『資さんうどん』では、「ぼた餅」も有名なんですよ!
これが、旨いんですよ。ひとつひとつお店で手づくり、職人の手で握っているというのもありますが、北海道産の小豆と、福岡県・佐賀県産のもち米を使用して、自家製の粒あんは資さん創業者が苦心に苦心を重ね完成させた味。まさに、小豆と砂糖と塩の絶妙のバランスなのです。
結構、大きいんですが、うどんと一緒に、気が付けば、完食!


さらに、おでんも、名物。
店内で美味しく煮込まれたそれは、1本80円(牛すじ、テッチャンは110円)という低価格!


そんな『資さんうどん』のバックヤードを、今回、特別に拝見させていただけました!
うどん好きとしては、超嬉しい瞬間。
清潔な製造工場なのはもちろんですが、想像していたよりもずっと手作りの良さが活きています。

日本製粉に専用の小麦粉ブレンドを、作ってもらっています。

塊がとても美しいですね! 機械練り、機械踏みとはいえ、独特の踏み方をする機械を使用して、コシを出すようにしていました。こればっかりは企業秘密なので、詳しく説明できません(汗)

しかも、店舗数の多いうどんチェーン店なので、うどんが自家製なのは良くわかるのですが、なんと、他にもいろいろ手作りだったりします。
例えば、餃子。

小豆もキチンと、自分たちで炊いています
ぼた餅の、粒あん作りのまっただ中。

丸天すら、自家製!!これは、驚きました。通常、さつま揚げのような類は、ほぼ100%仕入れです。それを自分のところで作っているなんて。前述のとおり、かまぼこも、しかり。

カレーライス用のルウも、煮込まれておりました(凄い)。

伺えば伺うほどに、真剣さがみなぎるうどん店。
それが『資さんうどん』なのでした!!
おいしかった!! ごちそうさまでした!!
資さんうどん 本店
福岡県北九州市小倉南区上葛原2−18−50
093−932−3010
24時間営業
無休
肉&ゴボ天 640円
ぼた餅 120円
【北九州市編】目次に戻る
http://hants.livedoor.biz/archives/52006391.html
博多に次ぐ、福岡県第二の都市、小倉。
というよりも、福岡市と、小倉のある北九州市は、同じ県とは思えない独特の個性を放っています。しかも、北九州市ももともと江戸時代はは、門司区、小倉北区、小倉南区の全域と、八幡東区の東半分は豊前国、八幡東区の西半分と八幡西区、若松区、戸畑区の全域は筑前国と、国が分かれていましたから、さらに市内でも個性炸裂。
そんな地で、北九州空港に降り立った僕が、真っ先に向かったのが
『資さんうどん』(すけさんうどん)の本店。

こちらは北九州の人なら誰でも知っていると言われる超人気うどん店です。
実際に僕の北九州出身の友人(現在は東京在住)も、地元に帰った時には、家に帰る前にまず『資さんうどん』へ寄るというほど、大評判。僕も、何度も伺った事がありますが、実は本店は、初なので、とてもワクワクして訪れました♪

創業は、昭和51年(1971年)。現在の会長である大西章資さんが、戸畑で開店したのが始まり(1号店は道路拡幅のために、今は無いそう)。
『資さんうどん』って、24時間営業なんですね。これは創業当時からだそう!
ちなみに現在は38店舗もあるそう!!
本店は、小倉南区上葛原にあります。大きな自社ビルの1階。本社もこちらで、裏が工場になっていて、そちらで、うどんなどを自社製造なさっています。
僕が本店に伺ったのは、午前10時半ごろ。
ちょうどアイドルタイム的な、一瞬。その後、続々とお客様が入店なさいます。
テイクアウトもあるので、購入して、職場や家で味わうのもいいですね!


今回いただいたのは「肉&ゴボ天」。うどん、そば、細めん(さいめん)から選べますが、うどんで。彩りも、美しいですね〜♪ おいしさが“顔”に表れています。
麺をすすれば、表面がフワッと柔らかく中心はほどよく歯ごたえがのこるもちもち麺。自家製うどんは、九州では珍しく、讃岐うどんの流れを汲み、程よく、九州的に柔らかめにアレンジ。いわゆる福岡の柔うどんよりも歯ごたえがあり、本場の讃岐うどんほど固くない、資さんオリジナルのうどん麺。これが一番の、評判の理由。

そして、だしも秀逸。鯖とうるめの削り節と昆布、椎茸、さらに風味を引き出すために、追い鰹をし、厳選した薄口醤油を使用。全店舗、店内でだしをとっています。
やや甘めの仕上がりなんですが、これが、後引く味わいなのです。

そこに、甘辛く煮込んだ牛肉、玉ねぎ。
この旨みが徐々にだしに加わっていき、さらに深みが増していきます。

さらに、サックサクの“ゴボ天”。名物のスティック状ゴボ天。
基本的に、揚げたてごぼうが載るので、熱々で、香ばしい!!

しかも、かまぼこも自家製で、スケソウダラの高級すり身を使用。“資”の文字が入っていますが、これは「資」の形の金型に、紅色に着色した魚のすり身を入れて、蒸しあげて作るのだとか。

ちなみに卓上には、とろろ昆布や壺漬け、一味唐辛子、天かすなどが置いてあり、味の変化も楽しめます。特にだしが少し甘めなので、とろろ昆布のしょっぱさがぴったり合いますね〜♪


『資さんうどん』では、「ぼた餅」も有名なんですよ!
これが、旨いんですよ。ひとつひとつお店で手づくり、職人の手で握っているというのもありますが、北海道産の小豆と、福岡県・佐賀県産のもち米を使用して、自家製の粒あんは資さん創業者が苦心に苦心を重ね完成させた味。まさに、小豆と砂糖と塩の絶妙のバランスなのです。
結構、大きいんですが、うどんと一緒に、気が付けば、完食!


さらに、おでんも、名物。
店内で美味しく煮込まれたそれは、1本80円(牛すじ、テッチャンは110円)という低価格!


そんな『資さんうどん』のバックヤードを、今回、特別に拝見させていただけました!
うどん好きとしては、超嬉しい瞬間。
清潔な製造工場なのはもちろんですが、想像していたよりもずっと手作りの良さが活きています。

日本製粉に専用の小麦粉ブレンドを、作ってもらっています。

塊がとても美しいですね! 機械練り、機械踏みとはいえ、独特の踏み方をする機械を使用して、コシを出すようにしていました。こればっかりは企業秘密なので、詳しく説明できません(汗)

しかも、店舗数の多いうどんチェーン店なので、うどんが自家製なのは良くわかるのですが、なんと、他にもいろいろ手作りだったりします。
例えば、餃子。

小豆もキチンと、自分たちで炊いています
ぼた餅の、粒あん作りのまっただ中。

丸天すら、自家製!!これは、驚きました。通常、さつま揚げのような類は、ほぼ100%仕入れです。それを自分のところで作っているなんて。前述のとおり、かまぼこも、しかり。

カレーライス用のルウも、煮込まれておりました(凄い)。

伺えば伺うほどに、真剣さがみなぎるうどん店。
それが『資さんうどん』なのでした!!
おいしかった!! ごちそうさまでした!!
資さんうどん 本店
福岡県北九州市小倉南区上葛原2−18−50
093−932−3010
24時間営業
無休
肉&ゴボ天 640円
ぼた餅 120円
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