回転寿司なのに、高級寿司店さながらの味
みなさんは金沢の料理というと、何を想像するでしょうか?
試しに金沢市観光協会の公式サイト「金沢旅物語」を見てみます。
自然と風土が育んだ金沢の「味」。豊かな自然がもたらす恵まれた食材を伝統の技で調理した郷土料理は、金沢の食文化の結晶です。
そして具体的には「じぶ煮」「かぶら寿司」などが紹介されています。
たしかにそれらの郷土料理は、現在でも人気です。
でも日常の味わいとはまた違った世界。
実は、今、金沢の料理といえば「回転寿司」。
というのは、金沢は全国屈指の回転寿司激戦区で、金沢はお寿司にかける年間の消費金額 が全国トップクラス。しかも回転寿司のレーンのほぼ100%が金沢で生産されているのであす。
というわけで、金沢グルメ2泊3日の旅、まず1食めは近江町市場にある『もりもり寿司 近江町店』へと向かいました。
近江町市場は「金沢の台所」と呼ばれるところで、鮮魚、青果、精肉はおろか飲食店や衣料品店などがひしめきあう市場です。歴史は古く、元禄3年(1690年)袋町の魚市場が、さらに享保6年(1721年)に犀川口の市場がそれぞれ近江町に移り、併合されて近江町市場の原型ができたといわれています。なので、誕生以来300年弱。通称「おみちょ」として、観光客はもとより地元の皆さんに古くから親しまれています。
その一画にあるのが有名回転寿司チェーンの『もりもり寿司 近江町店』。
『もりもり寿司』は、もともと野々市が本店で、金沢はおろか関西、東京などにも展開中。グループ企業として『ファミリーすし もりもり』や『金沢海鮮丼 もり家』なども手掛けています。
さて、清潔感ただよう店内へと入れば、期待通り、回っています!
種類が豊富なのも魅力のひとつですね。
店長の杉山和也さん以下、スタッフがアットホームに切り盛り。
さて、お寿司なんですが、もちろんレーン上のをサっと取って、パクっといただくというのも回転寿司の醍醐味。でも、「どんどんオーダーして下さいね〜」と杉山さん。
タッチパネル式のオーダーできる装置もあって、そちらはなんと日本語のほか、英語、中国語(2種類)、韓国語にも対応。
お皿は120円〜470円などと種類豊富で、まさに目移り。
すると、別メニューで、いろんな「五点盛」がセットになったものを発見。
その中から、凄く気になった「北陸五点盛」をオーダーしました。
するとしばらくして、店員さんが持ってきてくれました。レーンじゃないんだ、と思ったら、こりゃ、お皿が大きすぎて、無理ですね。
のど黒…最近、全国的に人気ですね。アカムツの別名ですが、のど黒と呼ばれるようになってから、一気にブレイク。全米オープンテニスで準優勝した錦織圭さんが帰国した際に「のど黒を食べたい」とコメントしたことからブレイクしたという説も。「白身のトロ」と呼ばれるだけあって、脂がのっていますね!
がすえび…石川などで食される、殻が茶色のえび。甘くぷりっとした身が特徴で、鮮度が決め手なので北陸以外ではあまり流通していないようです。特にお刺身用の大きいのは貴重なんだとか。
梅貝(バイガイ)…新鮮さがいいですね。コリコリっとした食感や、噛みしめた時の中から伝わる甘さがたまりません。貝のお寿司が大好きなので、もう、幸せ♪
ほたるいか…こんなに美しいほたるいかを見たのは、おそらく初めてです。イカスミで黒々と光り輝いています。頂いても嫌な臭みは全くなし。鮮度抜群!!
白えび…近年、あまり採れないので、見かけたらぜひGETしたいのが白えび。『もりもり寿司』でも単品では販売ストップしています。それほど入手困難。軍艦巻きに載ったぜいたくな一品。
お米は富山平野で丹精込めて作った「富山米コシヒカリ」を使用しています。
寿司酢にもこだわっていて、名峰白山麓の水を使用した米酢に、連続式表面自然発酵法で製造されたオリジナル酢を使用。ネタの良さを前面に出すような控えめな下支え的な味わい。
そして江戸時代には日本の醤油5大産地のひとつと呼ばれていた金沢市大野町のヤマト醤油で味わいます。まろやかで甘みと深いコクのある醤油は、お寿司にぴったり。
もう、ここまで来ると、回転寿司のレベルを遥かに超越してしまっていますね。
杉山さんも笑っていましたが「普通のお寿司屋さんで出すレベルのネタが、たまたま回転寿司という形態を取っているだけ」。まさに、おっしゃる通り(笑)
でも、回転寿司の形態なんで、凄く入りやすいんですよね。それも魅力です。
ちなみに『もりもり寿司』は一括仕入れですが、こちら近江町店は近江町市場という特権を活かして、市場のヤマカ水産から半分くらい仕入れているそう。しかも杉山さん自身が仕入れに行っているとか。
だから、「その日のおすすめ」が特に多いんですね!
おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!
もりもり寿司 近江町店
石川県金沢市青草町88近江町いちば館 1F
076-262-7477
10:00〜21:00(20:30L.O)
無休
北陸五点盛 1000円+税(ネタの内容は変わる事あり)
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http://hants.livedoor.biz/archives/52019180.html
みなさんは金沢の料理というと、何を想像するでしょうか?
試しに金沢市観光協会の公式サイト「金沢旅物語」を見てみます。
自然と風土が育んだ金沢の「味」。豊かな自然がもたらす恵まれた食材を伝統の技で調理した郷土料理は、金沢の食文化の結晶です。
そして具体的には「じぶ煮」「かぶら寿司」などが紹介されています。
たしかにそれらの郷土料理は、現在でも人気です。
でも日常の味わいとはまた違った世界。
実は、今、金沢の料理といえば「回転寿司」。
というのは、金沢は全国屈指の回転寿司激戦区で、金沢はお寿司にかける年間の消費金額 が全国トップクラス。しかも回転寿司のレーンのほぼ100%が金沢で生産されているのであす。
というわけで、金沢グルメ2泊3日の旅、まず1食めは近江町市場にある『もりもり寿司 近江町店』へと向かいました。
近江町市場は「金沢の台所」と呼ばれるところで、鮮魚、青果、精肉はおろか飲食店や衣料品店などがひしめきあう市場です。歴史は古く、元禄3年(1690年)袋町の魚市場が、さらに享保6年(1721年)に犀川口の市場がそれぞれ近江町に移り、併合されて近江町市場の原型ができたといわれています。なので、誕生以来300年弱。通称「おみちょ」として、観光客はもとより地元の皆さんに古くから親しまれています。
その一画にあるのが有名回転寿司チェーンの『もりもり寿司 近江町店』。
『もりもり寿司』は、もともと野々市が本店で、金沢はおろか関西、東京などにも展開中。グループ企業として『ファミリーすし もりもり』や『金沢海鮮丼 もり家』なども手掛けています。
さて、清潔感ただよう店内へと入れば、期待通り、回っています!
種類が豊富なのも魅力のひとつですね。
店長の杉山和也さん以下、スタッフがアットホームに切り盛り。
さて、お寿司なんですが、もちろんレーン上のをサっと取って、パクっといただくというのも回転寿司の醍醐味。でも、「どんどんオーダーして下さいね〜」と杉山さん。
タッチパネル式のオーダーできる装置もあって、そちらはなんと日本語のほか、英語、中国語(2種類)、韓国語にも対応。
お皿は120円〜470円などと種類豊富で、まさに目移り。
すると、別メニューで、いろんな「五点盛」がセットになったものを発見。
その中から、凄く気になった「北陸五点盛」をオーダーしました。
するとしばらくして、店員さんが持ってきてくれました。レーンじゃないんだ、と思ったら、こりゃ、お皿が大きすぎて、無理ですね。
のど黒…最近、全国的に人気ですね。アカムツの別名ですが、のど黒と呼ばれるようになってから、一気にブレイク。全米オープンテニスで準優勝した錦織圭さんが帰国した際に「のど黒を食べたい」とコメントしたことからブレイクしたという説も。「白身のトロ」と呼ばれるだけあって、脂がのっていますね!
がすえび…石川などで食される、殻が茶色のえび。甘くぷりっとした身が特徴で、鮮度が決め手なので北陸以外ではあまり流通していないようです。特にお刺身用の大きいのは貴重なんだとか。
梅貝(バイガイ)…新鮮さがいいですね。コリコリっとした食感や、噛みしめた時の中から伝わる甘さがたまりません。貝のお寿司が大好きなので、もう、幸せ♪
ほたるいか…こんなに美しいほたるいかを見たのは、おそらく初めてです。イカスミで黒々と光り輝いています。頂いても嫌な臭みは全くなし。鮮度抜群!!
白えび…近年、あまり採れないので、見かけたらぜひGETしたいのが白えび。『もりもり寿司』でも単品では販売ストップしています。それほど入手困難。軍艦巻きに載ったぜいたくな一品。
お米は富山平野で丹精込めて作った「富山米コシヒカリ」を使用しています。
寿司酢にもこだわっていて、名峰白山麓の水を使用した米酢に、連続式表面自然発酵法で製造されたオリジナル酢を使用。ネタの良さを前面に出すような控えめな下支え的な味わい。
そして江戸時代には日本の醤油5大産地のひとつと呼ばれていた金沢市大野町のヤマト醤油で味わいます。まろやかで甘みと深いコクのある醤油は、お寿司にぴったり。
もう、ここまで来ると、回転寿司のレベルを遥かに超越してしまっていますね。
杉山さんも笑っていましたが「普通のお寿司屋さんで出すレベルのネタが、たまたま回転寿司という形態を取っているだけ」。まさに、おっしゃる通り(笑)
でも、回転寿司の形態なんで、凄く入りやすいんですよね。それも魅力です。
ちなみに『もりもり寿司』は一括仕入れですが、こちら近江町店は近江町市場という特権を活かして、市場のヤマカ水産から半分くらい仕入れているそう。しかも杉山さん自身が仕入れに行っているとか。
だから、「その日のおすすめ」が特に多いんですね!
おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!
もりもり寿司 近江町店
石川県金沢市青草町88近江町いちば館 1F
076-262-7477
10:00〜21:00(20:30L.O)
無休
北陸五点盛 1000円+税(ネタの内容は変わる事あり)
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