生体熟成牛、サラダ、そして別室でのデザートで、満足度200%
ちょっと間があいてしまい、すみません。
その1はこちら
http://hants.livedoor.biz/archives/52034535.html
その2はこちら
http://hants.livedoor.biz/archives/52034572.html
「鉄板焼 銀座すみかわ」続けます。
えっと、ここまでいただいて、まだ鉄板焼に行きついてないんです。ですが、けっこう、おなかいっぱい。
高級店でよくありじゃないですか。品数が多いけれど、ちょこっとずつしか出てこないみたいなレストラン。違います、ここは違います。一品一品が、しっかり(汗)
5品め:
中南米原産のグラパラリーフ インド産蜂蜜で

いわゆる箸休め的に登場したのがグラパラリーフ。これはカルシウム豊富な多肉性植物。
「蜂蜜につけてお召し上がり下さい」という声も聞かず、グラパラリーフだけかじってみたら、爽やかだけれどけっこう苦さもありますね。シャキっとした歯ごたえで中がジュレ、的な。アロエの柔らかバージョン的な。
でもこれを甘〜〜い蜂蜜と味わうと両者の対比で、激ウマ!!
しかもこの蜂蜜はインド政府公認「ハニーハンター」が採取した野生黒蜂蜜だとか。無濾過の蜂蜜だとか。何から何まで、聞けば聞くほど、すごい食材ばかりだ……。

6品め:
植物工場直送もぎ取りサラダ

美しきブルーのグラスに入った、光り輝くサラダがいきなり登場!!
これは嬉しい♪♪今までの焼肉店のイメージを覆す、野菜オンパレード。

「千葉県内でLEDを使用した近代的水耕栽培による生産品なんです」
うわぁ、そう来たか!近代科学の結晶的サラダ。簡単にいえば無農薬、しかも虫がつかないので洗浄薬品の危険性も無し。
そして自家製ごまドレッシング。これがまた激ウマ。もちろん保存料等不使用なので健康的。あまりに「販売して!」という声が殺到したので、ようやく最近、テイクアウトも可能になりました。やったー♪
7品め:
厳選42か月メス 近江牛ステーキ


ついに登場です。ていうか、もう、ステーキ要らないくらいな満足感なんですけど。
でも出てきて超ワクワクして写真撮ってるし。
42か月って凄いです。通常の肉牛は20か月。和牛になると30か月くらい。20か月で成長が止まるんですけど、そのあとは脂肪を蓄えるわけです。簡単にいえば霜降り度が増していくんですね。
今は赤身肉を熟成庫で30日以上熟成させる、いわゆるドライエイジングビーフが全盛ですけど、これは、いわば「生体熟成」という概念だそう。
こうすることでドリップ(肉汁)を逃がさず肉自体に風味が出るのだとか。
でも、大変なのは、生体熟成牛は扱っている牧場が少なすぎて、そのため産地が数カ所になってしまうそう。
なんか、いろんな事が勉強になるなぁ。
僕は「東洋経済オンライン」でも連載していて、先日も「今は熟成肉ブーム!ドライエイジングビーフが肉料理界を変える!」とか書いてたのに。。。
「これからは生体熟成が本物!!」みたいな記事を書かなくちゃいけない(汗)
あちゃー。
ちなみに今回のは滋賀県の有限会社岡崎牧場が生産した42か月飼育のメス
個体識別番号1338333983 です。
これを3種のタレで味わいます。
かめびし三年熟成醤油 ←わさびも合わせた
玉ネギや米糀、からし菜のたねがベースのタレ
ヒマラヤ岩塩

それぞれに味わいが違い、もちろん美味しいですけど、一番びっくりしたのはヒマラヤ岩塩。ってこれ、器自体がそれじゃないですか!ちなみにお持ち帰りできますし、やはり自家製ごまドレッシング同様、販売もなさっています。

神辺総料理長による渾身の逸品。

ミディアムレアが一番いいと仰るので、それで。
ボルネオの白胡椒、黒胡椒を併用して焼いて行きます。


ヒレ肉ですね。牛肉本来の美味しさといいますか、ジューシーでいて柔らかく、旨みが自然に濃縮した感じ。存在感がありつつも、いくら食べても飽きの来ない爽やかさもあって、さすがの仕上がり。ちなみに店舗では通常は36か月ですが、今回は特別の42か月バージョン。すごすぎるー!


8品め:
こだわりの伝統野菜をお好みで

こちらが蝦夷あわびの後にど〜んと登場した野菜たち。2品を選べるわけですが、
ギガマッシュ、ソラマメ、ステーキ椎茸、グリーンアスパラガス、皮付きヤングコーン、シルクスイート、紫芋、スナックエンドウ、水茄子、ホワイトアスパラガス、新玉葱葱坊主、わさびの花など。
僕はわさびの花などをいただきました!

これらも凄くて、硝酸態窒素を極限まで減らした野菜なども使用しているとか。
減らすためには海草の堆肥を土に入れて、そこで育てるとか。
ここらへん、技術的に難しい話で、よく分かりませんでした。すみません!
とりあえずとにかく硝酸態窒素が少ない野菜です(汗)
9品め:
特製ガーリックライス
いよいよごはんまで来ました。
目の前で作られていくガーリックライス。生卵、そしてにんにくや玉葱、しいたけ、浅葱など。チャチャチャチャチャ!ザザザザザ!チャチャチャチャチャ!ザザザザザ!


こんな感じ(笑)
うわぁ、美味しいなぁ。ほろほろっとしながら、中がむちむちっとしたライスや、にんにくや卵の美味しさがバランスよくタッグを組んでいます。


10品め:
香の物
かぼちゃ、水茄子、瓢箪、牛肉の佃煮
11品め:
味噌椀
京桜味噌と田舎味噌の合わせに、昆布やかつお、煮干しの出汁で作ったお椀。
具材は青海苔。これがまた風味がいい!
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12品め:
桃のジェラート シャンパン風味

なんと、料理を頂いた後、デザートなどは別室に移動です。
場所を変えるというのも、優雅な話ですね。

シャンパンゼリーと山梨の桃を使用したジェラートが登場しました。
ワイングラスに入っていて、ちょっとドキドキ。
おなかいっぱいなんですけど、入っちゃうんだな、これが。
満足度200%。。もう十分です。。あ、ドリンクがあるんだった。


13品め:
有機栽培グァテマラコーヒー
グァテマラコーヒー豆100%のコーヒーもいただきつつ、まったり。

ちなみに、テレビ収録でコメント言う時に3回ぐらいやり直ししそうな「ロンネフェルト社製サマーゴールド使用のゴールデンサマーダージリン紅茶」も選べます(長い…)。
いやぁ、ひとことで言えば、驚きです。
美味しさはもちろんなんですが、細部に渡って真剣さがみなぎっているわけです。
食材や調理方法なども勉強になるので、僕からしたら、僕みたいな料理を専門に紹介させて頂く身としたら、まさに「学校」ですね。
これ、僕はお酒には疎いのでダメですけど、特にワインとか詳しかったら、さらに料理とワインのマリアージュの勉強にもなりますね。
それもこれも、目の前でシェフが焼きながら接客をしてくださるのが一番のポイントなわけで。これが今の料理シーンの縮図的な感じです。
料理が美味しいだけじゃなくて、店内の雰囲気も良くて、接客も素晴らしい。
この3拍子が揃うことが重要とされています。
28000円(税別)は決して安いわけじゃないですけど、銀座という立地、そして店舗の素晴らしさ、勉強になった話などを総合したら、対価よりずっと得られるものが大きいと感じました。毎年、行きたい。勉強になりましたー。
おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!
鉄板焼 銀座 すみかわ
東京都中央区銀座4-6-18 銀座アクトビル7F
03-3567-5885
ランチ 11:30〜15:00(13:30L.O) ランチは5000円(税別)〜 2015.6.1より
ディナー 17:30〜23:00(21:30L.O) ディナーは16000円(税別)〜
定休日:月曜日
Facebookページもありました!
https://www.facebook.com/hksushiginzaonodera
その1はこちら
http://hants.livedoor.biz/archives/52034535.html
その2はこちら
http://hants.livedoor.biz/archives/52034572.html
ちょっと間があいてしまい、すみません。
その1はこちら
http://hants.livedoor.biz/archives/52034535.html
その2はこちら
http://hants.livedoor.biz/archives/52034572.html
「鉄板焼 銀座すみかわ」続けます。
えっと、ここまでいただいて、まだ鉄板焼に行きついてないんです。ですが、けっこう、おなかいっぱい。
高級店でよくありじゃないですか。品数が多いけれど、ちょこっとずつしか出てこないみたいなレストラン。違います、ここは違います。一品一品が、しっかり(汗)
5品め:
中南米原産のグラパラリーフ インド産蜂蜜で

いわゆる箸休め的に登場したのがグラパラリーフ。これはカルシウム豊富な多肉性植物。
「蜂蜜につけてお召し上がり下さい」という声も聞かず、グラパラリーフだけかじってみたら、爽やかだけれどけっこう苦さもありますね。シャキっとした歯ごたえで中がジュレ、的な。アロエの柔らかバージョン的な。
でもこれを甘〜〜い蜂蜜と味わうと両者の対比で、激ウマ!!
しかもこの蜂蜜はインド政府公認「ハニーハンター」が採取した野生黒蜂蜜だとか。無濾過の蜂蜜だとか。何から何まで、聞けば聞くほど、すごい食材ばかりだ……。

6品め:
植物工場直送もぎ取りサラダ

美しきブルーのグラスに入った、光り輝くサラダがいきなり登場!!
これは嬉しい♪♪今までの焼肉店のイメージを覆す、野菜オンパレード。

「千葉県内でLEDを使用した近代的水耕栽培による生産品なんです」
うわぁ、そう来たか!近代科学の結晶的サラダ。簡単にいえば無農薬、しかも虫がつかないので洗浄薬品の危険性も無し。
そして自家製ごまドレッシング。これがまた激ウマ。もちろん保存料等不使用なので健康的。あまりに「販売して!」という声が殺到したので、ようやく最近、テイクアウトも可能になりました。やったー♪
7品め:
厳選42か月メス 近江牛ステーキ


ついに登場です。ていうか、もう、ステーキ要らないくらいな満足感なんですけど。
でも出てきて超ワクワクして写真撮ってるし。
42か月って凄いです。通常の肉牛は20か月。和牛になると30か月くらい。20か月で成長が止まるんですけど、そのあとは脂肪を蓄えるわけです。簡単にいえば霜降り度が増していくんですね。
今は赤身肉を熟成庫で30日以上熟成させる、いわゆるドライエイジングビーフが全盛ですけど、これは、いわば「生体熟成」という概念だそう。
こうすることでドリップ(肉汁)を逃がさず肉自体に風味が出るのだとか。
でも、大変なのは、生体熟成牛は扱っている牧場が少なすぎて、そのため産地が数カ所になってしまうそう。
なんか、いろんな事が勉強になるなぁ。
僕は「東洋経済オンライン」でも連載していて、先日も「今は熟成肉ブーム!ドライエイジングビーフが肉料理界を変える!」とか書いてたのに。。。
「これからは生体熟成が本物!!」みたいな記事を書かなくちゃいけない(汗)
あちゃー。
ちなみに今回のは滋賀県の有限会社岡崎牧場が生産した42か月飼育のメス
個体識別番号1338333983 です。
これを3種のタレで味わいます。
かめびし三年熟成醤油 ←わさびも合わせた
玉ネギや米糀、からし菜のたねがベースのタレ
ヒマラヤ岩塩

それぞれに味わいが違い、もちろん美味しいですけど、一番びっくりしたのはヒマラヤ岩塩。ってこれ、器自体がそれじゃないですか!ちなみにお持ち帰りできますし、やはり自家製ごまドレッシング同様、販売もなさっています。

神辺総料理長による渾身の逸品。

ミディアムレアが一番いいと仰るので、それで。
ボルネオの白胡椒、黒胡椒を併用して焼いて行きます。


ヒレ肉ですね。牛肉本来の美味しさといいますか、ジューシーでいて柔らかく、旨みが自然に濃縮した感じ。存在感がありつつも、いくら食べても飽きの来ない爽やかさもあって、さすがの仕上がり。ちなみに店舗では通常は36か月ですが、今回は特別の42か月バージョン。すごすぎるー!


8品め:
こだわりの伝統野菜をお好みで

こちらが蝦夷あわびの後にど〜んと登場した野菜たち。2品を選べるわけですが、
ギガマッシュ、ソラマメ、ステーキ椎茸、グリーンアスパラガス、皮付きヤングコーン、シルクスイート、紫芋、スナックエンドウ、水茄子、ホワイトアスパラガス、新玉葱葱坊主、わさびの花など。
僕はわさびの花などをいただきました!

これらも凄くて、硝酸態窒素を極限まで減らした野菜なども使用しているとか。
減らすためには海草の堆肥を土に入れて、そこで育てるとか。
ここらへん、技術的に難しい話で、よく分かりませんでした。すみません!
とりあえずとにかく硝酸態窒素が少ない野菜です(汗)
9品め:
特製ガーリックライス
いよいよごはんまで来ました。
目の前で作られていくガーリックライス。生卵、そしてにんにくや玉葱、しいたけ、浅葱など。チャチャチャチャチャ!ザザザザザ!チャチャチャチャチャ!ザザザザザ!


こんな感じ(笑)
うわぁ、美味しいなぁ。ほろほろっとしながら、中がむちむちっとしたライスや、にんにくや卵の美味しさがバランスよくタッグを組んでいます。


10品め:
香の物
かぼちゃ、水茄子、瓢箪、牛肉の佃煮
11品め:
味噌椀
京桜味噌と田舎味噌の合わせに、昆布やかつお、煮干しの出汁で作ったお椀。
具材は青海苔。これがまた風味がいい!
>

12品め:
桃のジェラート シャンパン風味

なんと、料理を頂いた後、デザートなどは別室に移動です。
場所を変えるというのも、優雅な話ですね。

シャンパンゼリーと山梨の桃を使用したジェラートが登場しました。
ワイングラスに入っていて、ちょっとドキドキ。
おなかいっぱいなんですけど、入っちゃうんだな、これが。
満足度200%。。もう十分です。。あ、ドリンクがあるんだった。


13品め:
有機栽培グァテマラコーヒー
グァテマラコーヒー豆100%のコーヒーもいただきつつ、まったり。

ちなみに、テレビ収録でコメント言う時に3回ぐらいやり直ししそうな「ロンネフェルト社製サマーゴールド使用のゴールデンサマーダージリン紅茶」も選べます(長い…)。
いやぁ、ひとことで言えば、驚きです。
美味しさはもちろんなんですが、細部に渡って真剣さがみなぎっているわけです。
食材や調理方法なども勉強になるので、僕からしたら、僕みたいな料理を専門に紹介させて頂く身としたら、まさに「学校」ですね。
これ、僕はお酒には疎いのでダメですけど、特にワインとか詳しかったら、さらに料理とワインのマリアージュの勉強にもなりますね。
それもこれも、目の前でシェフが焼きながら接客をしてくださるのが一番のポイントなわけで。これが今の料理シーンの縮図的な感じです。
料理が美味しいだけじゃなくて、店内の雰囲気も良くて、接客も素晴らしい。
この3拍子が揃うことが重要とされています。
28000円(税別)は決して安いわけじゃないですけど、銀座という立地、そして店舗の素晴らしさ、勉強になった話などを総合したら、対価よりずっと得られるものが大きいと感じました。毎年、行きたい。勉強になりましたー。
おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!
鉄板焼 銀座 すみかわ
東京都中央区銀座4-6-18 銀座アクトビル7F
03-3567-5885
ランチ 11:30〜15:00(13:30L.O) ランチは5000円(税別)〜 2015.6.1より
ディナー 17:30〜23:00(21:30L.O) ディナーは16000円(税別)〜
定休日:月曜日
Facebookページもありました!
https://www.facebook.com/hksushiginzaonodera
その1はこちら
http://hants.livedoor.biz/archives/52034535.html
その2はこちら
http://hants.livedoor.biz/archives/52034572.html