生け簀もあるから海産物の鮮度抜群!


江の島は、古くから修業の地として信仰され、鎌倉幕府成立以降も聖域として保護されてきた地。また、江戸時代からは行楽地としても栄え、発展しました。そして、今でも観光地としても大評判。様々な飲食店が軒を連ね、賑わっています。
そんな江の島へと向かい、ヨットハーバーのほうへ、ずんずんと進むと右手に聖天島公園が見えてきます。その公園を抜けたあたりに佇むのが、海鮮料理で話題の『きむら』。
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ガラガラと引き戸を開けて店内に向かえば、こじんまりとしたカウンターとテーブル席が。
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ふと、見ると、生け簀があり、活魚や貝類がわんさか。
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「戦前は、さざえやはまぐりなどの貝類の卸だったんです」と、2代目の木村紘一さん。
昭和39年に、ちょうど東京オリンピックがあり、江の島がヨットの会場になったのを契機に、食堂へと変えたのだとか。
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こじんまりしている、と思ったのは1階の話でした。
2階へと向かえば、大広間。
1階13席、2階26席。全部で39席!
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「つぼハマ定食」を頂きました。
わぁ、さざえのつぼ焼きと、はまぐりが4つ。汁もはまぐり(あさりのことも)。
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さざえのつぼ焼きは、朝から仕込むんだとか。今日のは大ぶりなので1個。小さいときは2個だそう。さざえは地元の七里ヶ浜で採れます。
はまぐりは、外房から。注文が入ったら水槽から採り、醤油や出汁昆布、カツオ、酒などで作成した特製の醤油ダシと共に焼いて完成。
もう、ぷるぷるでふっくらで香ばしくて熱々で、美味しい!!!
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つづいて「きんめ煮付け定食」
わぁ、こちらはダイナミックさも素敵ですね!きんめは小田原とか伊豆あたりで採れるそう。
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冷蔵のきんめが朝に届いて、うろことか内臓を丁寧に取るのだとか。それを、やはり注文が入ってから大鍋で醤油、砂糖、味醂、酒などで作成した自家製の煮汁を加えて十数分煮付けて完成。旨みたっぷりの肉厚キンメは、ほんのり甘めな仕上がりで、もう、素晴らしいとしか言いようがないです。
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「注文を受けてから作るから、時間がかかってしまって」とおっしゃいますが、いえいえ、早く出来るより、美味しく出来るほうが、ずっと嬉しいです♪


おいしかった!!! ごちそうさまでした!!!


きむら
神奈川県藤沢市江の島1-6-21
0466-22-6813
11:50〜20:00(18:00以降は電話要確認)
不定休

つぼハマ定食 1500円
きんめ煮付け定食 2200円

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