料亭直営ならではの、カジュアル系な現代和食料理店


創業明治23年。建物は国指定有形文化財に指定。福井の迎賓の要地であることを心掛け、料理、接遇、室礼の全てにおいて「お客様の大切なコミュニケーション」の力添えをモットーとする、まさに福井を代表する割烹「開化亭」。
a-kaikatei01
a-kaikatei02


その敷地内にあって、料理人との会話を楽しむカウンターからテーブル形式による開かれた空間とプライベート個室まで、カジュアルに楽しめる草庵が「開化亭sou-an」です。
建物は世界的な建築家の隈研吾氏の設計。まさに和と現代の融合的な空間が見事です。
a-kaikatei03
a-kaikatei04
a-kaikatei05
a-kaikatei06


料理は「現代和食」という位置づけ。
平成29年度 現代の名工に表彰された畑地久満氏を料理長として、料亭で修業を積んだ板前たちが織りなす一品が楽しめます。

昼食は華やかな小鉢9品を始めとしたコースで、不易2800円、流行3500円、古今4200円など。
夕食は本格懐石料理フルコースで、佐久良6800円、濱町8500円、草庵10000円など(いずれも税別)。

料理は二十四節気ごとに変えていくのみならず、その日の食材で日々変わっていくそう。
参考までに焼物をご紹介。
「若狭ぐじの鱗焼き」
福井の若狭湾で採れる甘鯛で、昔から和の最高級食材のひとつと言われている若狭ぐじ。それを鱗(うろこ)をつけたまま焼き上げる「若狭焼き」という手法で仕上げた一品。
a-kaikatei07
a-kaikatei08


実は単に焼き上げるのではなく、酒、だし、みりん、うすくち醤油に漬け込んだものに、油をかけて鱗焼きにしたもの。漬け込むことで一定の旨みを保ちつつ、油により皮をパリパリに仕上げています。ちなみにヒレが立っているのは、油をかけた時に鮮度が良いからだそう。
a-kaikatei09


添え物で彩り豊かに仕上げるところにも、一流の腕が見えます。
a-kaikatei10



開花亭sou-an (かいかてい そうあん)
福井県福井市中央3-9-21
0776-50
11:30〜14:00(13:30L.O) 17:30〜22:00(コース20:30L.O)
定休日:日曜祝日

【福井編】目次へ戻る
http://hants.livedoor.biz/archives/52133099.html