創作塩ラーメンに梅干し&山葵の斬新さにびっくり


日本百名山のひとつである、荒島岳などの雄大な自然に囲まれた大野市は、水と食に恵まれた地。400年以上前の江戸時代には織田信長家臣の金森長近により大野城が建築され、城下町として栄えました。

そんな大野市にはJR九頭龍線の越前大野駅が存在し、その目の前にあるのが『麺屋 ぜん』です。
駅より徒歩約1分。木造一戸建ての平屋造りで、カウンター&小上がりのゆったりとした雰囲気。
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ご主人の吉田巧(たくみ)さんは、大阪の出身。もともとは店舗設計などのお仕事をなさっていたそうで、ある時、敦賀市のラーメン店の設計を頼まれたのだそう。その縁もあって、自らもラーメンなど飲食業界へと転身し、ラーメンチェーン店に加盟して店舗を増やしたり、居酒屋さんを経営したりした後、自らの店舗を大野で立ち上げたそう。
写真では強面ですが、実際はとても優しいです。「常に前進」から屋号を「ぜん」にしたそう。
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看板メニューはポスターにもなっている「塩梅らーめん」。
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特に今回は「ぜんデラ・塩梅らーめん」にしました。
レギュラータイプのほかに、チャーシュー3枚、煮玉子、揚げもちが入っている豪華バージョンです!
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赤鶏や名古屋コーチンなどで採った鶏スープは、ウルメイワシやカツオ、瀬戸内の煮干し、利尻昆布、そしてサゴシなどの魚介系の旨みも溶けこんだ1杯。清湯スープながら旨みがぎゅっと詰まった仕上がりで、天然越前塩のまろやかさも効いています。
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特に梅の名産地である福井三方産の紅映梅を用いていて、香り豊かな奥深い味わいを楽しめます。
鮮やかな紅色で、大きくて果肉が厚い、程よい酸味と甘みの活きた梅干しです。
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麺は、長野県中野市の志賀麺業に特注したストレートタイプ。
コシがありつつも、なめらかな、ちょうど良さがGOODな麺。
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そして、後半には、山葵を溶かすのがポイントです!
そうすると、お茶漬けみたいな味の変化も!
これは、実は居酒屋をなさっていた時のお茶漬けをヒントに研究の末、誕生したそう。
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自然豊かな大野のラーメン店にも関わらず、斬新な創作系でびっくりしました。
おいしかった!! ごちそうさまでした!!


麺屋 ぜん (めんや ぜん)
福井県大野市日吉町18-13
0779-65-1411
11:30〜14:00(土日祝〜14:30) 18:00〜21:00(金土〜24:00)
定休日:月曜日、木曜日(定休日が祝日の場合は営業、翌日休み)
ぜんデラ・塩梅らーめん 1100円(税込)
価格は改定の可能性あり

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