海産物で有名な気仙沼でもイチオシの魚料理店「福よし」


三陸沖で獲れたカツオ、サンマ、メカジキなど新鮮な海産物で有名な気仙沼市の中でも、全国区の有名度を誇る魚料理専門店といえば「福よし」です。
昭和53年(1978年)の創業で、震災後に向かいの当地に移転しました。

1階が駐車場で、店舗の扉を開ければ2階へと続く幅広き階段が。
そして途中で「世界中の皆さん本当にありがとう」などと毛筆で書かれた大きな書画を眺めつつ登れば、驚くほど広々とした木目の素敵な室内と、窓の外には美しき気仙沼の漁港が広がっています。

ご主人は村上健一さん。十代に東京で修業の後、地元の気仙沼に戻ったそう。
現在は弟さん、息子さんらと店を切り盛りなさっています。

人気ゆえに予約は必須で、メニューはおまかせで一人前3000〜7000円のコースのみ。
例えば7000円ですと、いかの内臓である“ふ”の味噌焼きから始まり、今の時期だと白子、そして刺身、焼き物と続きます。

刺身も拝見すれば、気仙沼ならではの“もうかの星”(サメの心臓)や近海の生マグロ、サワラ、牡丹海老、ホタテ貝などで、まさにふんだん。

焼き物は別室の囲炉裏にて今日はキチジ、カレイ、牡蠣などが串にささって炭火でじっくりと焼かれていました。

実は「福よし」は漫画「美味しんぼ」にも登場するほどの実力店。
まさに“本物”が味わえます。


福よし (ふくよし)
宮城県気仙沼市魚町2-5-5
0226-24-0284
17:00〜22:00
定休日:日曜、月曜
3000円〜7000円のコース(税込)(席のみ要予約)


7000円コースの刺身(2人前)。気仙沼ならではの新鮮な刺身がふんだん
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堂々たる風格の木目が素敵な店内。造作物も村上さんの手作りと聞き、驚く
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ご主人の村上健一さん。東京で修業を積んで戻り、今は弟さん、息子さんらと切り盛り
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こちらではイカの内臓(ワタ)を“ふ”と呼ぶ。味噌仕立てで熱々をいただく
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タラの白子は、冬季限定。ボリュームたっぷり(2人前)。ポン酢で味わう
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漫画「美味しんぼ」86巻で「世界一!」と絶賛された囲炉裏の炭火による焼き物
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