十勝海霧そばを用いた帯広「玄葉」の外一そば


北海道は、そばの産地としても有名です。日本での生産量の50数%のシェアで、まさに日本一。

中でも今、注目のひとつが十勝海霧(とかちうみぎり)そば。
大樹町の大石農産のオリジナルそばです。
こちらでは「清流だいこん」を生産していますが、その輪作穀物としてそばも生産。
太平洋が近く、海のミネラルを含む海霧が朝の畑に降り注ぐゆえに、自然の滋養である海霧と土壌からの豊かな栄養を吸収したそばが誕生するそう。

そんな十勝海霧そばを味わえる1軒が帯広市の「玄葉」です。
ご主人の後村直樹さんと奥様が切り盛り。
後村さんは日本料理やお寿司、焼肉店などの経験もあり、自らの店を持つ際、蕎麦を選んだのだとか。

十勝海霧そばの玄そばを仕入れて、店内の石臼で自家製粉(挽きぐるみ)なさっています。
それを外一(そば粉10:小麦粉1)で手打ちしたそばは細くてのど越しも素敵です。

そのまま味わえば、風味と甘味が卓越。
カツオの本枯節やかしら昆布(根昆布の1種)で摂った辛汁(つけ汁)も、程よい醤油感としっかりとした節の旨みが楽しめます。

他にもた「つけ豚ごぼう」も評判。
こちらは池田町の黒豚肉専門農場である阿部農場の豚ばら肉を使用。まさに上質な旨みの豚肉の入ったつけそばです。


手打ち蕎麦 玄葉 (くろーば)
北海道帯広市大通南17-15 まりも小路
0155-25-9608
11:30〜14:00 18:00〜22:00(売り切れ次第終了)
定休日:水曜日
もり 700円(税込)
つけ豚ごぼう 950円(税込)

「もり」 大石農産の十勝海霧そば使用のもりそば。辛汁は本枯節の良さが活きる
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「まりも小路」の一画(通り沿い)に面する。駅より南東方向に徒歩約10分
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カウンターとテーブル席。シンプルな作りで、清潔感もただよう
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後村直樹さんと奥様が切り盛り。自ら石臼挽きで自家製粉も行うこだわりぶり
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外一のそば。十勝海霧そばの玄そば挽きぐるみゆえの色や風味がGOOD
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阿部農場の豚ばら肉の旨みが前面に出たつけそば「つけ豚ごぼう」のつけ汁
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