かつて伊達政宗が藩主として統治した”森の都“仙台は、中国料理店も数多いです。大正11年(1922年)創業の「徐州楼」、大正12年(1923年)創業の「志のぶ本店」は閉店しましたが、「彩華」(大正14年、1925年)、「龍亭」(昭和6年、1931年)などは健在。
先日「彩華」に伺いました。虎屋横丁にて創業し、昭和20年代にオーナー田中氏から従業員の伊藤千吉氏が譲り受け、東一番町と定禅寺通りに開店。区画整理で稲荷小路に移転。現在は孫である三代目(創業からは四代目)の伊藤順啓さんがオーナーです。
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自社物件で1階から店舗でしたが、コロナ禍に大改装して2〜3階部分となり、1階はテナントに貸し出しています。ちなみに通りを挟んだ東側角のビルも伊藤さんの持ち物で、幼少の頃はその2階に住んでいたそう。自身も東京の中華料理店で3年、ホールとしても3年の経験がありますがオーナー兼ホール業務に徹し、料理はスタッフに任せているそう。
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総席数80席で、もともとは広東系でしたが、現在は中国料理全般。前菜から海鮮料理、牛・豚・鶏肉料理、野菜料理、麺類、飯類、点心、デザートと幅広きメニューの中から、頂いたのは「五目チャーハン(什景炒飯)」990円(税込)
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白絞油で卵2個を炒め、そこに宮城は県北産の新米「ひとめぼれ」をガス窯で炊いたごはんや具材を合わせて炒めた五目チャーハンは、ご飯自体はしっとりとパラパラの中間程度の仕上がりで、味付けが調味料と醤油のみで爽やかな味わいですが、豆腐を塩漬けにして香辛料、紅麹等と発酵させた紅南乳(ホンナンルウ)に漬け込んでオーブンで焼いたチャーシューのコク豊かな風味が良いアクセントになっています。
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その他の具材は海老、蟹、長ネギ。それが中華鍋を模した台付きのステンレス容器に盛られて登場するため、さらに見た目の楽しさも。
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日替わりスープも付き、この日は酸辣タイプの卵&人参入りスープでした。
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チャーハンは五目の他にもエビチャーハンや蟹チャーハン、季節のチャーハンなども提供なさっています。
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メニューで驚いたのは仙台なのに青森的な「味噌カレー豆乳ラーメン」がある点。料理長が青森出身&創作意欲満載と聞き、納得です。
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中国美点菜 彩華 (さいか)
宮城県仙台市青葉区国分町2-15-1  2〜3F
022-222-8300
五目チャーハン(什景炒飯) 990円

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