いつからか時が止まっているような飲食店って、時々ありますね。10年前も5年前も現在も、店内の雰囲気が一緒みたいな。「菜来軒」も、そんな一軒。最寄駅は都営浅草線の本所吾妻橋駅で徒歩約13分。でも都営地下鉄大江戸線の両国駅からでも徒歩約14分。JR総武線錦糸町駅からでも徒歩約14分。全てが最寄駅と言っても良さそうな立地ですが、全てから徒歩十数分かかるとも言えます(汗) 場所的には決して良いとは言えませんが、営業時間中いつでも大盛況なのが凄いです。





創業は昭和56年(1981年)で。現在も店主である80歳の福澤和子さんが中華鍋を振ります。福澤さんは奄美群島の加計呂麻島の出身。お父様は議員さんで塩田もなさって、その”にがり“でお母様が豆腐を作ったり乾物を作ったりしていたそう。町の名士的存在で、お金の無い人たちを住まわせたりしてたので、小さい頃は家にたくさん人が住んでたと笑います。そんな福澤さんがどうして東京に来たのかを伺えば、6人兄弟全員、東京に出て来たみたい。そもそも従妹が鶯谷で八百屋さんを初めて、料理店に卸すうちに料理店のほうがいいなと思って中華料理店「菜来軒」を始めて(だから菜は野菜の菜らしい)、そこに長男を呼び寄せたのがきっかけだそう。長男は高田馬場で独立して東大和に移転して、福澤さんもそこで働くように。兄弟みんな、そこで働いて独立。多い時には「菜来軒」は38軒になったけど、今は縮小して残っているのは数軒。川口とか船橋競馬場とか原木インターなどは、みんな兄弟のお店だそう。
この場所は、もともと「菜来軒」から独立した親戚が「菜来軒」をやってたけれど上手く行かなくて、福澤さん夫婦が場所を継いだみたい。それが昭和51年なので、この場所としての「菜来軒」は、もっと古くからあったそう。旦那さんも奄美の人で、上京時はサラリーマンだったけど辞めて、東大和で一緒に働いていたとか。お子さんは5人いるけど理髪店だったりと、違う道に進まれたみたい。

頂いたのはもちろん一番人気の「五目チャーハン(スープ付)」です。お酒が大好きだった旦那さんが5年程前に他界してからは、福澤さんが作ります。80歳でチャーハンを作る方は少なく無いでしょうが、毎日、重い中華鍋を振り続ける方は稀有でしょう。以前は10人前くらい一度に作れたけど最近は6人前が限度だそう。凄すぎます。

肉類も野菜も中華麺もお米も長年同じ業者さんから仕入れているため信頼関係があるそうで、お米が足りないという時期でも滞り無く配達して貰えたそうです。お米は茨城米で、ガス窯で15分焚き、15分蒸らして完成。中華鍋に白絞油で玉子を炒め、半分を別皿に。今度はごはんと塩、うまみ調味料、胡椒を投入し、仕上げに長ねぎ。お玉に予め火を通した海老と蒲鉾と焼豚と先程の玉子を入れて、そこに中華鍋で炒めたごはんを入れて、お皿にパカッとひっくり返せば、美しきビジュアルの五目チャーハンの完成です。割とふわっとしたごはんの食感に、しっかりめの塩、胡椒。でも沖縄の塩を用いているためミネラルの良さも伝わります。大ぶりの海老と蒲鉾と焼豚のリッチな見た目とテイストにも嬉しくなります。

中華料理 菜来軒 (さいらいけん)
東京都墨田区石原4-19-4
03-3622-1712
五目チャーハン(スープ付) 1000円
#菜来軒
#墨田区中華料理
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#本所吾妻橋中華料理
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#本所吾妻橋グルメ
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#はんつ遠藤





創業は昭和56年(1981年)で。現在も店主である80歳の福澤和子さんが中華鍋を振ります。福澤さんは奄美群島の加計呂麻島の出身。お父様は議員さんで塩田もなさって、その”にがり“でお母様が豆腐を作ったり乾物を作ったりしていたそう。町の名士的存在で、お金の無い人たちを住まわせたりしてたので、小さい頃は家にたくさん人が住んでたと笑います。そんな福澤さんがどうして東京に来たのかを伺えば、6人兄弟全員、東京に出て来たみたい。そもそも従妹が鶯谷で八百屋さんを初めて、料理店に卸すうちに料理店のほうがいいなと思って中華料理店「菜来軒」を始めて(だから菜は野菜の菜らしい)、そこに長男を呼び寄せたのがきっかけだそう。長男は高田馬場で独立して東大和に移転して、福澤さんもそこで働くように。兄弟みんな、そこで働いて独立。多い時には「菜来軒」は38軒になったけど、今は縮小して残っているのは数軒。川口とか船橋競馬場とか原木インターなどは、みんな兄弟のお店だそう。
この場所は、もともと「菜来軒」から独立した親戚が「菜来軒」をやってたけれど上手く行かなくて、福澤さん夫婦が場所を継いだみたい。それが昭和51年なので、この場所としての「菜来軒」は、もっと古くからあったそう。旦那さんも奄美の人で、上京時はサラリーマンだったけど辞めて、東大和で一緒に働いていたとか。お子さんは5人いるけど理髪店だったりと、違う道に進まれたみたい。

頂いたのはもちろん一番人気の「五目チャーハン(スープ付)」です。お酒が大好きだった旦那さんが5年程前に他界してからは、福澤さんが作ります。80歳でチャーハンを作る方は少なく無いでしょうが、毎日、重い中華鍋を振り続ける方は稀有でしょう。以前は10人前くらい一度に作れたけど最近は6人前が限度だそう。凄すぎます。


肉類も野菜も中華麺もお米も長年同じ業者さんから仕入れているため信頼関係があるそうで、お米が足りないという時期でも滞り無く配達して貰えたそうです。お米は茨城米で、ガス窯で15分焚き、15分蒸らして完成。中華鍋に白絞油で玉子を炒め、半分を別皿に。今度はごはんと塩、うまみ調味料、胡椒を投入し、仕上げに長ねぎ。お玉に予め火を通した海老と蒲鉾と焼豚と先程の玉子を入れて、そこに中華鍋で炒めたごはんを入れて、お皿にパカッとひっくり返せば、美しきビジュアルの五目チャーハンの完成です。割とふわっとしたごはんの食感に、しっかりめの塩、胡椒。でも沖縄の塩を用いているためミネラルの良さも伝わります。大ぶりの海老と蒲鉾と焼豚のリッチな見た目とテイストにも嬉しくなります。

中華料理 菜来軒 (さいらいけん)
東京都墨田区石原4-19-4
03-3622-1712
五目チャーハン(スープ付) 1000円
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