【チャーハン】蘭亭 谷九本店 (大阪・谷町九丁目)

1店舗を守り抜くのも大切ですし、数店舗を展開するのも素晴らしい事です。特に展開となると企業として戦略を基に運営していくという飲食店も多いですね。大阪に「蘭亭」という中国料理店があります。経営は株式会社スリーエム。もともとはアパレル業からスタートして、現在はメガネ事業部やチケット事業部、フード事業部など幅広くなさっています。「蘭亭」としても5店舗あるみたい。
どうして中国料理なのかと思ったら、アパレル事業で築いた台湾・中国とのネットワークを最大限に活かした結果のようです。現地台湾の食材や味付けを徹底的に調査して、その上で、本場の味わいを日本人向けにアレンジなさっています。今までなかった中華料理とワインやシャンパンの組み合わせといった新しい食の楽しみもお客様に提案しているそう。
今回は大阪メトロ谷町九丁目駅至近にある、谷九本店に伺いました。暖色のダウンライトに包まれたシックでラグジュアリーな空間が素敵です。







定番である「五目チャーハン」を頂きました。調理は店長の芝田 英則さん。勿論、鉄の中華鍋を用いて作成するのですが、片手鍋では無くて両手鍋のタイプ。熱々の鍋なので布巾越しに左手で取っ手を持ち、右手には玉杓子というスタイル。鍋が重そうで、振るのも大変な気がしますが、そこはプロ。長年の経験ゆえの堂々とした振り方が流石です。油は様々な料理との相性を考えて、サラダ油を使用。まずは玉子(全卵)を炒め、次に岡山県産米「きぬむすめ」のご飯と予め刻んだ人参、玉ネギ、豚バラチャーシューを同時に加えてテンポよく煽ります。途中でうま味調味料と塩、醤油、胡椒。そして完成かと思いきや、最後に少量のスープを投入。これで抜けた水分を上手に合わせて全体を馴染ませると言うか、纏まらせるというか。
その効果も相まって、仕上がりはパラパラとしっとりの中間的。粒に油と玉子がコーティングされたような丁寧さと優しい味付けが楽しめます。そして時折り登場するコロコロとした豚バラチャーシューの食感と旨味が絶妙！











出来れば他の料理とのマッチングも楽しみたいです。一番人気は三元豚のバラを用いた「蘭亭特製酢豚」。また、第三火曜日は「台湾ラーメン」が半額。50食限定なのでランチタイムには売切れてしまうようなので、これはランチ狙いですね〜。



チャイニーズ・ダイニング 蘭亭 谷九本店 (らんてい)
大阪府大阪市天王寺区上汐3-8-21　ワンダー2ビル1F
06-6773-6131
五目チャーハン 1210円

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